2019年2月14日からWRC(世界ラリー選手権)第2戦ラリー・スウェーデンがスウェーデン・トルシュビー、カールタッド周辺で開催される。ディ4最終日は2月17日となる。
 

例年、北欧出身のドライバーが強さを発揮

スウェーデンを舞台に行われるWRC第2戦は、シリーズ唯一のフルスノーイベント。雪が積もるイベントだが、凍結した地面をスパイク付きタイヤで走ることもあり、シリーズ屈指の高速バトルが繰り広げられることで知られる。SS(スペシャルステージ)の平均速度は高く、ラリー・フィンランドに次ぐシーズン2番目となる。

ただ、スパイク付きタイヤは雪面が硬く締まっている時は高いグリップ力を得られるが、新雪が深く積もると性能を発揮できないため、急に状況が変わるとアクシデントの可能性が高まる。また、雪面が硬すぎるとボディやサスペンションにダメージを負う危険があるなど、マシンのセッティングをはじめとした戦略的な難しさもある。

第1戦ラリー・モンテカルロではシトロエンのセバスチャン・オジェが優勝したが、2位に入ったヒュンダイのティエリー・ヌーヴルはこのイベントを得意としており、その戦いにも注目が集まる。ちなみに、例年、ラリー・スウェーデンでは北欧出身のドライバーが好成績を残しており、昨年2018年はベルギー出身のヌーヴル(ヒュンダイ)、2017年はフィンランド出身のヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)が優勝している。

もうひとつの注目は、過去2回WRC王者となったフィンランドの歴史的ドライバー、マーカス・グロンホルム(フィンランド出身)が、プライベートチームであるGRXからトヨタ・ヤリスWRCで久々にWRC出場を果たすこと。かつての王者がどんな走りを見せるのか、それがトヨタにどんな効果をもたらすのか興味深い。

画像: 例年、北欧出身のドライバーが強さを発揮

This article is a sponsored article by
''.