WRC独特の用語を紹介するシリーズ第3回は、本格的なラリーが開始する前に行われていることを紹介しよう。WRCは木曜日から日曜日まで4日間競技が行われるが、実はそのずっと前から準備は始まっている。

シェイクダウン

ラリーの本番前日に行うテスト走行のこと。指定されたコースを走行して最終調整やタイヤの選択を行う。

画像: シェイクダウン

レッキ

SSの下見走行のこと。全開走行する区間をあらかじめ入念に下見し、コースの状況を入念にチェック。コ・ドライバーはここで得た情報に従ってペースノートを作成。これを本番走行時に読み上げてドライバーをナビゲートする。いかに正確なペースノートを作れるかが重要となる。レッキ(Recce)は、偵察を意味する英単語「Reconnaissance」の略。

画像: レッキ

ペースノート

コースの状況を記したノートのこと。レッキの際にに作成する。その内容に規則はなく、コ・ドライバーによって異なる。

画像: ペースノート

コマ図

リエゾンを走行するときに使う地図。大会の主催者から渡される。一般的な地図と違い、交差点や分岐など、ポイントごとに1コマずつ図解されている。ラリーの参加者はコマ図を見ながら指定された時間ぴったりにタイムコントロールに到着しなくてはならない。

画像: コマ図

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