WRC用語シリーズ第5回は、WRCのレギュレーションについて紹介していこう。実はラリーはリタイアしても翌日から競技に復帰できることがある。
WRカー
ワールドラリーカーの略。WRCのトップカテゴリーとして設定された車両規定のもとに開発された車両。1.6Lターボエンジンを搭載する。トヨタ ヤリス、シトロエンC3、ヒュンダイi20クーペ、Mスポーツ フォード フィエスタが参戦している。
WRC2
WRCに設けられたカテゴリー。参戦可能な車両は、グループR5、スーパー2000、N4だが、現在はグループR5が主役となっている。
グループR5
WRC2の主役となっているラリーカー規定の車両。搭載するエンジンはWRカーと同じ排気量1.6Lのターボで駆動方式は4WD。
JWRC
ジュニア世界ラリー選手権の略。WRCのサポートカテゴリーのひとつ。26歳までのドライバーが出場でき、1.6L自然吸気エンジンの車両で争われる。
ラリー2規定
トラブルやアクシデントでリタイアしたドライバーが、タイムペナルティを受けることにより翌日競技に復帰できる規定。最終日の最終ステージに設定されているパワーステージでポイントを獲得することもできる。以前は「スーパーラリー規定」と呼ばれていた。ただし、競技最終日のリタイアは適用外。