はたらくクルマのコンセプトカーも見られる!
2019年5月19日(日)まで、東京・お台場の日本科学未来館で開催中の「企画展 工事中!」。(展示内容の詳細は https://kojichu2019.jp )
工事現場ではたらくクルマ、いわゆる「重機」のホンモノが何台も展示され、実際に乗り込んだり触ったりできるものもある。取材に行ったのは平日の午後だったから、ギャラリーははたらくクルマ好きの子どもとお母さんばかりか…と思ったら、意外とオジサンも見られた。
会場に入ると、まず迎えてくれるのが日立建機製の四輪クローラ方式の双腕型コンセプトマシン(タイトル写真)。同社では「アスタコ」という双腕型油圧ショベルが市販されているが、それをベースに4輪クローラ化したモデル。クローラは別々に動かせるので、不整地での作業で威力を発揮する。近い将来には市販されるだろう。
続いて、キャタピラー社製のブルドーザーとホイールローダーが並ぶ。乗り込めないけれど間近で見られるから、工事現場で見る以上の迫力を感じられる。
1961年に作られた日本初の油圧ショベル(未来技術遺産に選定されている)や、現在も活躍中の大型油圧ショベル、大型クレーンの運転席やフック(さすがに全体は大きすぎて展示できない)、油圧ショベル用のアタッチメントなど、普段は近くで見ることのできないはたらくクルマをジックリと眺めることができる。
重機を取り巻く技術革新や未来の工事現場なども、模型や動画、実際に現場で使われている素材などで展示されている。
子どもたちにはうれしい撮影スポットやグッズ売り場もある。
こうした重機や技術を知ることで、日本の建築・土木技術の凄さを再確認することができた。
なお、4月10日発売のホリデーオート5月号「モンスターマシンに昂ぶる」では、前述のアスタコについて詳しく紹介します。お楽しみに!(文と写真:篠原政明)