e-Yi コンセプトは、エンゲルベルグ・ツアラーの発展モデルか?
e-Yi という車名の由来は、「e」はElectricを表し、同時にExplore、Experience、Engageも表す。また、もうひとつの「Yi」は漢字で「毅」、並びに「奕」と表し、「毅」は強い、頑丈、持久性を「奕」は美しいを表す。
ツインモーター4WDのプラグインハイブリッドEV(PHEV)で、3列シートを採用している。2.4LのPHEV専用ガソリンエンジンに、高性能、高効率モーターを前後に搭載している。
フロントは三菱自動車のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させ、左右から中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を水平・垂直基調のスクエアなラインで構成し、堂々とした車格感のあるデザイン。
ボディサイドでは、金属の塊から削り出したようなシャープで大胆な面構成と、筋肉質なフェンダー造形によって、立体的で力強い印象を与え、オールラウンドな機動性を表現している。
リアエンドでもシャープに六角形に切り落とした形状で力強い印象を与えるとともに、テールランプを水平に車幅いっぱいまで配置することにより安定感を与え、特長的で堂々したデザインだ。
インテリアは「ホリゾンタルアクシス」と名付けた水平基調のデザインのインパネで良好な前方視界と開放感を確保している。
12.3インチの大型液晶パネルのメーターや、コネクティッドカーシステム、先進運転支援システム(ADAS)なども装備している。
…と、ここまで写真や記事を見て、気がついた人も多いだろう。そう、e-Yi コンセプトは、2019年のジュネーブ国際モーターショーに三菱自動車が参考出品したコンセプトカー「エンゲルベルグ・ツアラー」(下の写真)の発展モデルのようだ。
ボディカラーがサテンダークグレーに変わってはいるが、内外観やパワートレーン系に大きな変更はないと思われる。
となると、これが次期アウトランダー(PHEVも含む)へ進化していくのだろうか。より具体的な姿は、2019年秋の東京モーターショーで発表されるかもしれない。今後の展開に期待しよう。