2019年5月20日、BMWジャパンは8シリーズクーペと8シリーズカブリオレに、3L 直6ディーゼルエンジンを搭載した840d xDriveを発売したと発表した。

2019年夏以降に、「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」搭載

BMWのフラッグシップクーペである8シリーズに、3L 直6ディーゼルエンジンを搭載する「840d xDrive」を追加すると発表した。これはクーペモデルだけでなく、カブリオレにも同様のモデル展開となり、さらにそれぞれにMスポーツグレードを設定している。

この840dに搭載される3L 直6ディーゼル 可変シーケンシャルツインターボエンジンは、新開発されたものだ。可変翼を採用した低速用ターボと、高速用ターボを搭載することで、低速時は太いトルクで軽やかな走りを、高速時にはゆとりのある快適な走りを実現している。パワーは、最高出力319ps/4400rpm、最大トルク680Nm/1750-2250rpmを発生する。

この高性能エンジンに加え、BMWの4WDシステム「xDrive」を搭載している。走行中の路面/駆動状態/車速/ハンドル操作などを解析して、前後トルク配分を最適化するシステムだ。高速やコーナリング時の走行安定性を実現する。

画像: 新開発の3L直6ツインターボエンジンを搭載するBMW 8シリーズ「840d xDrive」。

新開発の3L直6ツインターボエンジンを搭載するBMW 8シリーズ「840d xDrive」。

BMW 840d xDriveの車両価格(税込)

840d xDrive:1237万円
840d xDrive Mスポーツ:1360万円
840d xDrive カブリオレ:1334万円
840d xDrive Mスポーツ カブリオレ:1443万円
※すべて右ハンドル仕様

さらに2019年夏以降に導入されるモデルには「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載するという。高速道路(高速自動車国道/指定都市高速道路)での渋滞時において、ハンドルから手を離しての走行が可能になるという。このシステムは自動運転レベル2にあたり、ドライバーによる前方注視や、ハンドルを直ちに確実に操作することができる状態であることが条件となる。

その他、3眼カメラや高性能プロセッサー、レーダーなどによる運転支援システムを標準装備。アクティブクルーズコントロールやレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、リバースアシスト機能付きのパーキングアシスタントなど、先進装備が搭載される。

BMW 840d xDriveの主要諸元 ※()内はカブリオレ

全長4855×全幅1900×全高1340mm ホイールベース:2820mm 車両重量:1880kg(2010kg) エンジン:2992cc 直列6気筒ディーゼルエンジン 最高出力:319ps/4400rpm 最大トルク:680Nm/1750-2250rpm

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