ホンダeのボディカラーは黒・グレー・黄・青・白の5色を用意されている
ホンダeは、2019年3月に開催されたジュネーブモーターショーで公開された新型電気自動車のプロトタイプモデルだ。1972年に発売されたホンダの初代シビックを思わせるようなレトロ感と、シンプルなボディラインで構成されたエクステリアデザインなどが注目を集めている。
ショートなボディながら、タイヤを四隅に配置することで室内を広く、さらに街中での取り回しの良さと優れた走行性能をも両立している。モーターと後輪駆動による走りの楽しさを実現しながら、航続可能距離は125マイル/200km以上(WLTPモード)を達成する。およそ30分で80%まで充電可能な急速充電にも対応している。
2019年から生産を開始してまずは欧州で発売、日本市場には2020年内に導入するのではないかと言われていた。
そして2019年5月21日、ホンダは欧州の4カ国(イギリス・ドイツ・フランス・ノルウェー)で予約受付を開始したと発表。さらに、正式な注文は2019年後半から、デリバリーは2020年春からスタートするという。
ただし、現時点においても車両価格やパワートレーン、システムなどの詳しい情報までは公開されていない。ホームページでも「プロトタイプ」と明記されている。
購入予約はすべてオンラインで、個人情報を登録し、5色あるボディカラー(クリスタルブラックパール/モダンスチールメタリック/チャージイエロー/クリスタルブルーメタリック/プラチナムホワイトパール)を選択、予約申込料として800ポンド(およそ11万円)を支払うことで完了する。
すでに欧州のおよそ2万5000人以上がホンダeに対して興味を示しており、販売見通しは明るいと、欧州ホンダでは分析しているようだ。