2019年も多くのニューモデルが登場した。当サイトの「写真蔵」で紹介したモデルの中で、人気の高かったトップ10をプレイバックして紹介しよう。今回は、2019年7月5日から日本でも発売が開始された、8世代目のポルシェ911だ。
ワイドボディを全モデルに採用、先進機能も充実
日本仕様の新型911は、カレラS（RR）、カレラ4S（AWD）のクーペとカブリオレ、計4グレードからスタートした。8月にカレラとカレラ カブリオレ（RRのみ）も追加されたが、いずれもハンドル位置は右、トランスミッションは8速PDK（DCT）のみの設定となる。
8世代目「タイプ992」となった新型911は、今のところ本国仕様でもリアフェンダーが幅広いワイドボディと8速PDKのみの設定だ。どんなシチュエーションでも快適に走れるようにとのことだが、それでもボディにはアルミなどを多用して軽量化を図り、ボディ単体は従来型より軽く、しかも剛性はアップしている。
エンジンも従来型よりパワーアップされ、安全運転支援システムなどの先進機能も充実。インテリアは一新され、タコメーター以外のメーターをデジタル化するなど、新世代の911らしい進化を遂げている。しかし、1963年にデビューした初代のタイプ901から、基本的なスタイルは変えていない。そこがポルシェ911というモデルの凄いところである。
ポルシェ 911カレラS（カレラ4S） 主要諸元
●全長×全幅×全高：4519×1852×1300mm
●ホイールベース：2450mm
●重量：1515kg（1565）
●エンジン種類：水平対向6 DOHCツインターボ
●排気量：2981cc
●最高出力：331kW＜450ps＞／6500rpm
●最大トルク：530Nm＜54.0kgm＞／2300-5000rpm
●トランスミッション：8速DCT
●タイヤ：前245／35ZR20、後305／30ZR21
●税込車両価格：1696万8519円（1804万8148円）
