美しさと高級感を際立たせた、8シリーズの「ファーストエディション」
2018年11月に日本でも発売されたラグジュアリークーペのBMW 8シリーズについて、登場からこれまでいくつもの情報が発信されてきた。
MパフォーマンスモデルM850i xDriveの走りっぷりはもちろんだが、ディーゼルエンジン搭載モデル840d xDriveの追加、ハンズオフ機能付き運転支援システムの採用(2019年夏)、2019年内に欧州で登場予定だというハイエンドスポーツ「M8」など、話題が絶えない。
そんな人気者8シリーズに今度は、特別仕様の台数限定車「BMW M850i xDrive ファーストエディション」が追加された。グローバル市場に向けて400台が生産され、日本市場に10台(右ハンドル:8台/左ハンドル:2台)が導入される。車両価格は1923万円。
その名のとおり、このベースモデルとなるのはデビュー時からラインアップされているM850i xDriveで、530ps/750Nmを発生する4.4L V8ツインターボエンジンを搭載するMパフォーマンスモデルだ。フラップ制御式のスポーツエキゾーストシステムもあいまって、官能的なサウンドを奏でる。
8速ATを介して4輪に駆動力を分配する4WDシステムを搭載。ただ、その特性は後輪の駆動を重視した配分で、BMWらしくスポーツカーさながらのドライブフィールをもたらすという。これにより、0→100km/h加速は3.7秒を記録する。
今回の特別仕様車では、BMW M社が開発する「インディビジュアル」の装備を多数採用している。そのひとつがマット調のボディカラーで、光の当たる角度によって微妙に色彩の変化する「BMW Individualフローズンバルセロナブルー」を初採用。さらに、サイドウインドウモールやキドニーグリルが、グロス仕上げのブラックパーツで装飾される。そのほかにも、フロントフェンダーのエアブリーザーや20インチホイールなどもブラック化され、上品さとスポーツ性を強調する。
インテリアには、アイボリーホワイトをベースにナイトブルーのアクセントを加えたデザインのレザーシートを採用。さらに、ルーフの内張にもナイトブルーのアルカンターラを採用するなど、シックな空間を演出する。
2019年5月31日から、全国のBMW正規ディーラーで販売される。