ジャガー・ランドローバーは、次世代の電気駆動システム(EDU)の開発をBMWグループと共同開発すると発表。
止まらないクルマの電動化に向けての合従連衡のうねり
「クルマの先進電動化技術の開発」という命題の前に、ブランドや企業の壁を超えた動きが活発化している。6月5日にジャガー・ランドローバーが、BMWグループと「次世代電気駆動システム(EDU:Electric Drive Unit)」の共同開発行うと発表を行ったのもその動きのひとつだ。
ジャガー・ランドローバーとBMWグループによる「EDU」の共同開発にはどのような意味があるのだろう。クルマの「電動化」「自動化」「コネクテッド」「シェアリング」を避けて通れない、そしてそのためには「EDU」の開発が大きなカギとなるという認識で両社が一致したことによるという。
ジャガーのフルバッテリー電気自動車(BEV)「I-PACE」やBMW「i3」で蓄えた電気自動車のノウハウのスケールメリットを「EDU」の共同開発に生かそうということだ。開発への工程はまだ明らかにされていないが、今後の両社の動きに注視したい。