国内では絶滅危惧種化している4ドアセダンだが、海外に目を向けるとまだまだ健在だ。そこで、日本では販売されていないが、日本メーカーが海外向けに力を入れているセダンを何台か紹介してみたい。今回は、日産のマキシマだ。
日産 マキシマ(販売地域:北米など)
1981年に910型ブルーバードをベースとして生まれた高級車が「ダットサン 810マキシマ」。日本でも2代目は「ブルーバードマキシマ」の名で、3代目は3ナンバーセダンのマキシマとして販売されていた。
前回紹介したアルティマと同様、FFのDセグメント・セダンでボディサイズも同等だが、マキシマは1クラス上で日産ブランドのフラッグシップ・モデルとされる。
現行モデルは2015年のニューヨークショーでデビューした8代目で、クーペ風スタイルの4ドア・スポーツカーを名乗っている。
高いボディ剛性による俊敏なハンドリングや、300psを発生する3.5LのエンジンにエクストロニックCVTを組み合わせるなど、パフォーマンスも高い。2019年には大幅改良され、日産自慢のADAS(先進安全技術)もフル採用されている。