STIは、スバルのモータースポーツ活動の核としてのみならず、インプレッサなどをベースに多くのコンプリートカーを世に送り出している。そんなSTIのリアルスポーツ・コンプリートを紹介していこう。

レガシィS402のコンセプトを投入。こだわったのは「曲がる楽しさ」

400台限定! インプレッサ WRX STI 20thアニバーサリー(2008年10月発表・発売

画像: 第3世代となったインプレッサ初のSTIコンプリートモデルが、この20thアニバーサリーだ。

第3世代となったインプレッサ初のSTIコンプリートモデルが、この20thアニバーサリーだ。

STIの創立20周年を記念して製作されたモデルが、このインプレッサ WRX STI 20thアニバーサリーだ。3代目にフルモデルチェンジしたインプレッサ初のSTIコンプリートカーでもあり、スバル実験部のトップガンであった辰己英治がSTIに移籍して開発を指揮したこともトピックスだった。

先行したレガシィS402のコンセプトを継承して、静粛性も含めてしなやかな乗り味と優れた操縦性を高い次元で両立させることを目指した。その中でも特に「曲がる楽しさ」にこだわり、意のままに曲がれるマシンとして開発された。

画像: 専用のマットブラックに塗装された大型ルーフスポイラーによって精悍なスタイルとなったリア回り。専用エンブレムも設置。

専用のマットブラックに塗装された大型ルーフスポイラーによって精悍なスタイルとなったリア回り。専用エンブレムも設置。

足回りは、ただ固めるだけでなく、緻密に仕立てられ、ダンパー、スプリングの強化に加え、リアサスペンションのリンクをピロボール化している。

さらに新しい車体強化アイテムとして、フレキシブルタワーバーやフレキシブルロアアームバーも採用した。

画像: シフトノブやエンジンスターターボタンにSTIロゴを配した。レカロ製バケットシートも独自のステッチをあしらっている。

シフトノブやエンジンスターターボタンにSTIロゴを配した。レカロ製バケットシートも独自のステッチをあしらっている。

インプレッサ WRX STI 20thアニバーサリー 主要諸元

●全長×全幅×全高:4415×1795×1465mm
●ホイールベース:2625mm
●重量:1480kg
●エンジン型式・種類:EJ20・対向4 DOHCターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:308ps/6400rpm
●最大トルク:43.0kgm/4400rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●トランスミッション:6速MT
●サスペンション前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
●タイヤサイズ:245/40R18
●価格:412万6500円

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