東京湾で初めて海上自衛隊曲技飛行チームが編隊飛行や曲技飛行を披露!
室屋義秀選手が、2年ぶりにワールドチャンピオンに返り咲いて有終の美を飾れるかが注目されている、レッドブル・エアレース 千葉大会。
千葉大会では、エアレースの観戦だけでなく、航空ショーとしての盛り上がりも醍醐味のひとつと言われている。毎回好評を博している空のサイドアクト(サポートイベント)に、今回は3つのプログラムが決定した。
海上自衛隊曲技飛行チーム「WHITE ARROWS」
海上自衛隊のパイロットを養成するT-5型練習機 4機による曲技飛行チーム「WHITE ARROWS(ホワイトアローズ)」。2018年9月に新たに編成され、白い機体が大空を飛び回る姿から「白い4本の矢」をイメージして名づけられた。
飛行機は練習機だが、もちろん操縦するのはベテランの教官たち。東京湾上空において、ホワイトアローズが編隊飛行や曲技飛行を披露するのは今回が初めて! 彼らの妙技を、お見逃しなく。
海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」
世界最高性能を持つ、水陸両用の飛行艇「US-2」がデモンストレーションを披露する。東京湾上空をUS-2がフライバイ(展示飛行)するのも初めてのことになる。時速100kmという飛行機としては極低速域でも安定して飛行できるUS-2の雄姿は、必見モノだ。
千葉市消防航空隊の消防ヘリコプター「おおとり」
千葉市消防航空隊で「おおとり」の愛称で親しまれている消防ヘリコプター2機によるデモンストレーションも決定した。
ホバリング(空中停止)状態から900Lもの水を投下する空中消火や、救難デモンストレーションなど、おおとりの勇ましい姿を見ることができる。
いずれのサイドアクトも、9月7・8日とも行われる予定だが、当日の詳しい大会プログラムは、後日発表される。
エアレースだけでなく、こうしたデモンストレーションを見られるのは航空ファンにとってはうれしい限り。だが、このエアレースもこの千葉大会が最後かと思うと、ちょっと残念だ。