今年で3年目となる竹岡 圭さん主宰の「圭rally project」(http://www.kei-rally.com)。このコーナーではその活動の模様を彼女自身の手で綴ってもらいます。

今回のテーマは足回りのセッティング

さて今回の参戦でチャレンジしたのは、足回りのセッティングです。チーフメカニックの神田さんが考えて、私好みの足回りのセッティングをふたつ用意してくれたとのこと。

「ピーキー目と安定目の2パターンで迷ってるんですが、どっちにします?」と神田さん。あら、これって悩ましい…。「最初に安定目でいっちゃうと、余計ピーキーに感じそうだから、う~ん、午前中の方が元気があるし(笑)、ピーキー目でいきましょう!」と私。神田さんはご自身がサーキットのレースをされていたこともあってか、私のフィーリングをよくわかってくださるんですよね。言語が通じやすいというか。こういうやりとりが楽しい!

ところがいざ乗ってみたら「あれ?全然ピーキー目じゃないじゃん」。確かに前回のカムイと比べると断然乗りやすいけど…。「神田さ~ん! 全然ピーキー目じゃないんだけど~」と、連絡したところ「実は雨降りそうだっていう予報を見たので、安定目にしておいたんです~」と神田さん。なるほど(笑)。そこまで読んでくれていたとは、さすが名メカニックさんです。

画像: 沿道の声援に応える竹岡 圭さん。

沿道の声援に応える竹岡 圭さん。

「抑えて! 抑えて!」を肝に臨んだのですが・・・

午前中いい感じだったので、午後からはピーキー目?とも思いましたが、コ・ドライバーの佐竹尚子さん「いや、このままで!」とのこと(笑)。雨は大丈夫でしたが、明日も走るためには、無事に今日を走り切らないとダメですからねぇ。

でも尚子さんがそう言ったのもよくわかるんです。今回のSS(スペシャルステージ)はところどころコンクリート路面が出てくるのですが、これがまた滑るんですよ。まぁタイヤがグラベル用タイヤだからなんですが、ビックリするほど滑るし、ちょっと頑張るとタイヤがすぐになくなっちゃう。そこは抑えろって話なのですが、どこまで抑えればいいのか、こういう加減が難しくって…。御多聞に漏れず、午前中思ったより走れて調子に乗っていた私は、危うくいきかけました…(汗)。

さらに、フィニッシュ看板の先で急に右に曲がるところがあるんですが、これがまた下り坂で、そのフィニッシュの先に穴があり、なんとかフィニッシュの先は曲がれたものの、今度は立木が現れ、これまたなんとか避けたという具合でして…。ふーっ。尚子さんが正解!というわけで初日ということもあり、安定の選択です。

そして今日は抑えるぞ~と挑んだ午後。懸念していたコンクリート路面、下りのフィニッシュでは、ここまで抑えなくても、抑えすぎたかなぁ? という結末で情けないこと然りでしたが、それよりもレッキ(下見走行)の際に懸念していた通り、ワダチがとんでもないことになってきました…。う~む、明日が思いやられるぞ…。<続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)

画像: 初日はコース状況と天候を考えて「安定方向」の足回りのセッティングを選択。

初日はコース状況と天候を考えて「安定方向」の足回りのセッティングを選択。

画像: 竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

竹岡 圭:クルマ専門媒体を始めBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR ,NO LIFE!」、JFNラジオ「Car Life Up To You」、テレビ神奈川「なかなか日本!~高速道路女子旅~」など幅広い分野で活躍するタレント・モータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。

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