アクティブな印象のエクステリアデザインに変更された
FRの3シリーズをベースとした初代X1から打って変わって、2015年10月に日本デビューを果たした現行のX1は横置きエンジン搭載車用のFFプラットフォームを採用したコンパクトSUV。こうした駆動方式の変更だけでなく、全幅と全高を大きくすることによって居住スペースを大幅に拡大することに成功。見た目以上の広い室内空間を持ちながら、BMWらしいスポーティさもあるSUVへと進化していた。
この2代目BMW X1がエクステリアデザイン変更や機能追加などをともなうマイナーチェンジを受けて、2019年10月3日に発売された。
大きな変更点はフロントマスクで、近年の新世代BMWデザインコンセプトに則った意匠変更となる。キドニーグリルは左右を繋げるように大型化され、さらにバンパー形状の変更やメタル調のパーツの配置などにより存在感とSUVらしさを強調した、アクティブな印象の顔立ちとなった。またテールランプの光源デザインを、BMW伝統のL字型を強調する形状に変更されている。
マイナーチェンジを受けたBMW X1。テールランプやバンパーなど、リアまわりのデザインも変更。
装備面では、タッチパネル化した10.25インチの大型ディスプレイや、携帯端末用のワイヤレス充電機能を標準装備とするなど、実用性を向上させてきた。そのほかにも、車内を6色LEDで彩るアンビエントライトの採用、インパネ／センターコンソールにステッチを取り入れることで高級感も演出している。
グレード展開は従来どおり大きく分けて4つあり、1.5L 直3ターボ（140ps／220Nm）を搭載する「sDrive 18i」、2L 直4ターボ（192ps／280Nm）の「xDrive 20i」、2L 直4ターボ（231ps／350Nm）の「xDrive 25i」さらに2L 直4ディーゼルターボ（150ps／350Nm）の「xDrive 18d」。またそれぞれに、SUVらしさを強調するパーツを装備する「xライン」と、バンパー形状から足まわりまでスポーティなものとする「Mスポーツ」をラインアップする。
BMW X1 xDrive 20i 主要諸元
●全長×全幅×全高＝4455×1820×1610mm
●ホイールベース＝2670mm
●車両重量＝1650kg
●エンジン＝直4DOHCターボ
●排気量＝1998cc
●最高出力＝192ps／5000rpm
●最大トルク＝280Nm／1350-4600rpm
●駆動方式＝4WD
●トランスミッション＝8速AT
BMW X1 車両価格（税込10％）
sDrive 18i：438万円
sDrive 18i xライン：464万円
sDrive 18i Mスポーツ：482万円
xDrive 18d：489万円
xDrive 18d xライン：515万円
xDrive 18d Mスポーツ：534万円
xDrive 20i xライン：497万円
xDrive 20i Mスポーツ：517万円
xDrive 25i xライン：627万円
xDrive 25i Mスポーツ：650万円
※すべて右ハンドル仕様
