ベントレーのスーパー ラグジュアリー SUV「ベンテイガ」に新たに追加されたハイパフォーマンスモデル「スピード」が、ようやく日本に導入された。そのディテールを写真で紹介しよう。

「スピード」とはベントレーのハイパフォーマンスモデルに与えられる称号

1929、30年のル・マン24時間レースを連覇したベントレー スピードシックス、そして2003年のル・マン24時間レースで久々に優勝したベントレー スピードエイト。これらのモデルをオマージュして、2007年にコンチネンタルGTスピードが生まれた。以来、ベントレーはハイパフォーマンスモデルに「スピード」の称号を与えている。

2015年に登場したベントレー初のスーパー ラグジュアリー SUVであるベンテイガにも、2019年5月に「スピード」が追加設定された。2018年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムでは、量産SUVのラップタイムレコードを樹立したモデルの市販版といえるハイパフォーマンスバージョンだ。フロントに搭載される6LのW12ツインターボエンジンは、最高出力はノーマルから27psアップの635ps、最大トルクは変わらないが900Nmを発生。このパワースペックは、日本に導入されたばかりのフライングスパーと同じだ。

エクステリアでは、ダークティントのヘッドライトとバンパーグリル、ボディ同色のサイドスカート、そして大型のテールゲートスポイラーが目をひく。タイヤ&ホイールは大径の22インチ。フロントドアパネルには「Speed」のエンブレムも装着される。インテリアではベンテイガとして初めてアルカンターラを採用し、シートクッションなどは専用デザインで仕上げられている。また、電動式アクティブ・ロールコントロールのベントレー・ダイナミックライドシステムも採用している。

ベンテイガのハイパフォーマンスモデル「スピード」は、日本には20台限定で導入されるが、残念ながら既にすべて売約済みであるという。

ベントレー ベンテイガ スピード 主要諸元

●全長×全幅×全高:5150×1995×1755mm
●ホイールベース:2995mm
●重量:2437kg
●エンジン種類:W12 DOHCツインターボ
●排気量:5950cc
●最高出力:467kW<635ps>/6000rpm
●最大トルク:900Nm<91.8kgm>/1350-4500rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:フルタイム4WD
●タイヤサイズ:285/40ZR22
●税込価格:3000万円

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