ナイトステージの対応もバッチリ
「横手ラリー」から約1カ月半。またもやドタバタ。出発日の朝、仕事先から戻って慌てて支度して向かうというスケジュール。飛行機で移動中にいなり寿司でお腹を満たし、帯広空港に到着。
「スーパー耐久十勝24時間レース」の頃の、旧知のレース仲間にレッキ(事前試走)用に手配してもらったクルマで迎えに来ていただきました。この日は参加受付などをして終了。明日からのレッキに備え、北海道の食に舌鼓を打ちに出かけます。これもラリーの楽しみ♪
さて、マシンの方ですが…。「ラリー北海道」はナイトステージがあるため、PIAAさんのご協力によりフォグランプを取り付けることになりました。
昔ながらのライトポッドではなく、いまはLEDのスリムなバータイプでコンパクト。明るさもバッチリです。というわけで、マシンの顔つきが変わったのを機に、我がマシン、フォルクスワーゲン ポロGTIの名前を改名することにしました。
というのもですね、先日とあるイベントのクイズ大会で「2019年、竹岡圭が参戦しているラリーカーの愛称はなんでしょうか?」という問題に、1組5名×10組中8組、つまり50名中40名の方々が「ももちゃん」と回答。残りの2組は「しろちゃん」と回答したんです。
ちなみに「ももちゃん」は昨年のアルファロメオ・ジュリエッタの愛称、「しろちゃん」は私が普段乗っているMINIクロスオーバーの愛称でして…正解は「さくらちゃん」。
愛称は二文字の方が浸透しやすいのかも…と悩んだ結果、宮村チームマネージャーの発案で「さくら・ももちゃん」という名前になりました。これならどっちでも大丈夫ですからね!さすがのネーミングです。
見惚れてしまうコースの景観
さて、「ラリー北海道は」レッキ2日間&本番3日間(といっても、2日目のレッキの後、ナイトステージを1本走って、それを本番1日目と数えての3日間ですけどね)。木曜日からレッキがスタートします。
レッキ用のクルマは、トヨタポルテ。レッキするにはずいぶん背が高く不向きではありますが、まぁ諸事情により仕方ない。足元だけしっかりしてればなんとかなるだろうということで、YOKOHAMAさんにご協力いただいてラリータイヤを装着。ラリータイヤを履いた超ファミリーカーという珍しいスタイルでの、レッキ開始となりました。
まずは陸別まで移動し、そこからレッキをこなしていきますが…。やはり背の高さはかなりのネック。4WDモデルなのでFFよりは安定感は高いとはいえ、ロールの大きさには正直閉口させられました。レッキするというよりも、とりあえず安全に走らせるのに必死なんていう場面もあったくらいで…。
というのも、「ラリー北海道」のコースは、本州の林道コースとはまるで趣が違うんです。まず距離が長い。通常本州のSS(スペシャルステージ)は大抵長くても10km前後(中には20km以上のところもありますが…)なのですが、ラリー北海道は30km。それが数本。さらに直線が多いのでハイスピードコースになりがち。
そして、開けているところが多いので、景色が美しい。特にパウセカムイのコースなんかは、走っていてもウットリとしてしまうほど美しいんですよ~。とまぁ、1日目のレッキを無事に終えて、2日目は音更(おとふけ)や足寄(あしょろ)方面のSSのレッキ。こちらを午前中に終えて、午後15時過ぎから始まるラリーショーまで、しばしの休憩です。<続く>(文:竹岡 圭/写真:原田 淳)