2020年6月3日、フォルクスワーゲンAGは6月24日にクーペスタイルの5ドアハッチバック、アルテオンをマイナーチェンジすることを予告した。
左右のヘッドライトを繋ぐような光のラインが斬新
2016年に生産を終了した大型セダンのフェートンに替わり、フォルクスワーゲンの新たなフラッグシップモデルとして2017年に登場したのがクーペスタイルのアルテオンだった。一見、パサート(全長4785mm/全幅1830mm)と同じようなサイズ感に見えるが、実は全長/全幅ともにひと回り大きい全長4865mm/全幅1875mmのボディを持つ。
最大の特徴はスタイリッシュなフォルムだ。パサートと比較するとホイールベースは45mm長く、全高は30mm低く、そして緩やかに下がっていくルーフラインにより伸びやかで低重心な印象を受ける。また、ハッチゲートを採用した5ドアであることからラゲッジルームは広く、通常時563L/最大1557Lという大容量を誇る。
フォルクスワーゲンはこのアルテオンをマイナーチェンジして、初登場から3年以上経過した2020年6月24日に欧州で発表すると発表した。また、これと同時に公開されたデザインイメージを描いた画像には、従来からのクーペスタイルのモデルに加えてシューティングブレークの姿も描かれている。セダンモデルと同様にボディ後方へいくにつれてルーフを低められ、一般的なツーリングワゴンよりもスタイリッシュなシルエットに見える。
インテリア、とくにコクピットのデザイン・システムは大きく更新されて、常時通信型の最新モジュラーインフォテインメントマトリックス(MIB3)を導入するという。日本でも大きく遅れることなく登場すると思われるが、詳しい日程については発表されていない。いずれにしても今回公開された画像はスケッチ画で、実際にどのようなデザインで登場するのか楽しみである。