豊富なアクセサリーで自分だけのディフェンダーをカスタマイズ
ランドローバーの本格的オフロード4WD車であるディフェンダーは、2019年に大きく生まれ変わった。新開発のD7xアーキテクチャーを採用し、ラダーフレームからアルミニウム製のモノコックに、サスペンションも前後独立式となり、軽量化されたが、ディフェンダーの本質である高い剛性は継承されている。
日本では2019年11月に発表されたスタートアップエディションが予約開始から4日で限定の150台を完売。第2弾も好評のうちに終了。2020年4月から通常モデルの発売を開始したが、早くも多くのバックオーダーを抱えているようだ。実際の納車は、最初にオーダーした人でも2020年秋頃になるという。
そんなディフェンダーの5ドアモデル「110」がついに日本に上陸を果たし、オンラインでの発表会が行われた。今回お披露目されたのは、タスマンブルーのディフェンダー 110SE(エクスプローラーパック装着車)と、パンゲアグリーンのディフェンダー 110(アドベンチャーパック装着車)。ディフェンダーはアクセサリーが豊富に用意されており、自分で好みのパーツを選んでいくことも可能だが、ユーザーの嗜好に合わせたパッケージオプションのアクセサリーパックも4種類設定している。
オンライン発表会では、ランドローバーのブランド アンバサダーであるラグビープレイヤーの田村優選手とプロゴルファーの原英莉花選手をゲストに迎え、ディフェンダー 110やアクセサリーについての紹介が行われたあと、ランドローバーの新たなブランド アンバサダーとなったラグビープレイヤーの「笑わない男」稲垣啓太選手が登場。3人によるトークセッションなども行われ、3人がボンネットにサインを入れてイベントは終了した。
なお、この2台のデイフェンダー 110は、7月から大阪、名古屋、東京の商業施設で展示され、8月以降には全国の正規ディーラーネットワークでデビューフェアが実施される。
日本仕様のデイフェンダーは、いまのところボディは3ドアの「90」と5ドアの「110」を設定し、エンジンはいずれも300ps/400Nmを発生する2Lの直4ガソリンターボのインジニウムのみだが、将来的にはディーゼルの導入も期待されている。
また、グレードやアクセサリーが多く、好みの1台に仕上げていくと納車まで時間がかかるため、前述のように厳選したオプションや機能を盛り込んだ4種類のアクセサリーパックも設定している。また、さらに早い納車を実現するために厳選装備をあらかじめ搭載した「キュレイテッド スペック」も5種類用意されている。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンでは、購入検討からアフターサービスまで、すべてをオンラインで可能にすることも計画している。ウィズ コロナの時代は、クルマの選び方や買い方も変わっていくことになるようだ。
ランドローバー ディフェンダー 110 キュレイテッド スペック 主要諸元
●全長×全幅×全高:5018×2008×1967mm
●ホイールベース:3002mm
●車両重量:2186kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●排気量:1997cc
●最高出力:300ps/5500pm
●最大トルク:400Nm/1500-4000pm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●税込価格:630万3000円〜843万3000円