2020年6月24日に発表された、日産の新型コンパクトSUV「キックス」。そのディテールを写真で紹介しよう。

ついにSUVにも日産得意の「e-POWER」を搭載

日産としては、日本市場では10年ぶりのブランニューモデルとして発表されたのが、コンパクトSUVの「キックス(KICKS)」だ。もっとも、キックスは世界戦略車として海外では2016年に発売されている。今回、日本に導入されるモデルもタイで生産されている。

キックスは日本ではジュークの後継モデルとなる。サイズ的にはジュークよりひとまわり大きく、日産車のアイデンティティであるダブルVモーショングリルやLEDヘッドランプ、そしてピラーを黒くすることでルーフが浮いて見えるフローティングルーフなどが外観の特徴だ。

インテリアはツートーンも設定され、クラス以上の上質さを感じさせる。運転席の視界は開放感のあるもので、リアシートやラゲッジスペースの広さも十分だ。

パワートレーンは、ノートやセレナで定評あるシリーズハイブリッドのe-POWERを搭載。1.2Lの直3エンジンで発電し、モーターで駆動する。モーターはノートのものより最大出力を約20%向上させ、SUVらしいスポーティな走りが楽しめる。また、運転支援技術の「プロパイロット」も全車に標準装備している。なお、駆動方式はFFのみとなっている。

キックス X ツートーンインテリアエディション 主要諸元

●全長×全幅×全高:4290×1760×1610mm
●ホイールベース:2620mm
●重量:1350kg
●パワートレーン種類:直3 DOHC+モーター
●排気量:1198cc
●エンジン最高出力:60kW<82ps>/6000rpm
●エンジン最大トルク:103Nm<10.5kgm>/3600-5200rpm
●モーター最高出力:95kW<129ps>/4000-8992rpm
●モーター最大トルク:260Nm<26.5kgm>/500-3008rpm
●駆動方式:2WD(FF)
●WLTCモード燃費:21.6km/L
●タイヤサイズ:205/55R17 91V
●税込み車両価格:286万9900円

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