2020年8月17日、日産自動車(以下、日産)はミニバンのセレナを一部仕様向上して発売すると発表した。

目指すは3年連続ミニバンNo.1の販売台数か

画像: セレナ e-POWERハイウェイスター V。

セレナ e-POWERハイウェイスター V。

セレナは日産のミドルクラス ミニバンだ。現行型は2016年にフルモデルチェンジされた5代目にあたる。日産が得意とするシリーズ ハイブリッド方式の「e-POWER」や運転支援技術の「プロパイロット」などを搭載し、2018年・2019年と2年連続でミニバンNo.1の販売台数を記録している。

また、インテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱防止支援システムなどの「全方位運転支援システム」を既に全車に標準装備しており、2019年度自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価において、満点となる141.0点で最高評価の「ASV+++」を獲得している。

今回の仕様向上では、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車に標準装備して、全方位運転支援システムをさらに強化している。また、オプション設定だった「プロパイロット」を、ハイウェイスターV、ハイウェイスターG、e-POWER ハイウェイスターV、e-POWER ハイウェイスターGに標準装備した。さらに、「インテリジェント ルームミラー」のオプション設定を、XV、ハイウェイスターV、e-POWER XV、e-POWER ハイウェイスターVに拡大した。そのほか、室内のUSB電源ソケットを1.0Aから2.4Aに変更し、利便性を増している。

画像: 「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」のイメージ。

「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」のイメージ。

グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。

X(2WD/4WD):257万6200円/282万4800円
XV(2WD/4WD):273万6800円/298万5400円
G(2WD/4WD):306万1300円/335万3900円
ハイウェイスター(2WD/4WD):275万8800円/305万1400円
ハイウェイスター V(2WD/4WD):307万100円/333万5200円
ハイウェイスター G(2WD):331万1000円
e-POWER X:299万7500円
e-POWER XV:322万6300円
e-POWER G:347万3800円
e-POWER ハイウェイスター:329万3400円
e-POWER ハイウェイスター V:358万2700円
e-POWER ハイウェイスター G:380万9300円

パワートレーンは、e-POWERは1.2Lエンジンで発電してモーターで駆動するハイブリッド、その他のグレードは2Lガソリンエンジン+モーターのS-ハイブリッド。駆動方式は、e-POWERは2WD(FF)のみ、その他のグレードは2WDと4WDを設定。乗車定員は、e-POWERが7人乗り、その他のグレードは8人乗り。トランスミッションは、e-POWERはモーター駆動なのでなし、その他のグレードはエクストロニックCVTとなる。

オーテックのセレナも一部仕様向上

画像: セレナ e-POWER オーテック スポーツスペック。

セレナ e-POWER オーテック スポーツスペック。

日産の関連会社であるオーテックジャパンは、セレナの一部仕様向上にあわせ、カスタムカー「AUTECH(オーテック)」などを一部仕様向上して発売した。

プレミアムスポーティミニバンとしてハンドリングや加速感をチューニングした、セレナの「オーテック スポーツスペック」を、これまでのS-ハイブリッド車に加え、要望の多かったe-POWER車にも設定した。セレナ唯一の17インチタイヤの採用をはじめ、、専用サスペンションやボディ補強、専用コンピュータなどのチューニングを行い、優れた高速安定性と上質な乗り心地の両立に加えて、心地よい加速フィーリングを実現していたが、e-POWER車の特性に合わせて徹底的に見直し、e-POWER車ならではの気持ちの良い走りに磨きをかけている。

また、インテリアコーディネートが選択できる「オーテック プレミアム パーソナライゼーション プログラム」も設定。シートの素材を本革に変更し、ストーンホワイト/タン/ブラックの3色から選択でき、いずれも素材の位置具やステッチにブルーを採用している。

車両価格(税込)は、オーテック(S-ハイブリッド/2WD)の322万5200円からe-POWER オーテック スポーツスペックの419万2100円となる。

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