2020年11月19日、ホンダは軽乗用車の新型N-ONEを11月20日から発売すると発表した。

ボディパネルは従来型からキャリーオーバーされているが、プラットフォームは一新された。現行型N-BOXなどで定評のある「センタータンクレイアウト」により、低床で心地良い室内空間を実現している。またエンジン始動から停止までの後席ドア開閉を記憶し、開閉していた場合はエンジンストップボタンを押した後に、荷物などの置き忘れをメーター上で注意喚起する「リアシートリマインダー」を軽自動車として初めて装備した。

パワートレーンは、N-WGNなどに搭載されているものと基本的に同じ、0.66Lの直3 DOHCとターボ付き。「オリジナル」と「プレミアム」は前者を、「プレミアム ツアラー」と「RS」は後者を搭載する。トランスミッションはCVTが基本だが、RSには6速MTも設定される。RSのFFターボと6速MTは、軽自動車では初の組み合わせだ。駆動方式は、RSはFFのみだが他グレードには4WDも用意されている。

先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」は全グレードに標準装備(レスオプションなし)。新たに後方誤発進抑制機能やオートハイビームも装備し、6速MT車にもアダプティブ クルーズコントロールと車線維持支援システムを採用している。電子制御パーキングブレーキによるオートブレーキホールド機能やパーキングセンサーシステムといった快適装備も充実している。

画像: RSはハニカムメッシュのフロントグリルやダーククロームメッキのモール、ブラックのアルミホイールなどでスポーティなイメージを強調。

RSはハニカムメッシュのフロントグリルやダーククロームメッキのモール、ブラックのアルミホイールなどでスポーティなイメージを強調。

車両価格(税込み)は、以下のとおり。

オリジナル(FF/4WD):159万9400円/173万2500円
プレミアム(FF/4WD):177万9800円/191万2900円
プレミアム ツアラー(FF/4WD):188万9800円/202万2900円
RS:199万9800円(CVT、6速MTとも同価格)

ハイト系ワゴンばかりが注目されがちな軽自動車だが、新型N-ONEの登場でその他のジャンルも活性化されることに期待したいものだ。

画像: プレミアムツアラーのリアビュー。バンパー下部は踏ん張り感のある造形とされた。水平に広がるガーニッシュもワイド感と安定感を表現。

プレミアムツアラーのリアビュー。バンパー下部は踏ん張り感のある造形とされた。水平に広がるガーニッシュもワイド感と安定感を表現。

N-ONE オリジナル 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1545mm
●ホイールベース:2520mm
●車両重量:840kg
●エンジン種類:直3 DOHC(DOHCターボ)
●排気量:658cc
●最高出力:43kW<58ps>/7300rpm(47<64>/6000)
●最大トルク:65Nm<6.6kgm>/4800rpm(104<10.6>/2600)
●トランスミッション:CVT(6速MT)
●WLTCモード燃費:23.0km/L(21.6)
●駆動方式:横置きFF
●タイヤ:155/65R14(165/55R15)
●車両価格<税込み>:159万9400円(199万9800円)
(カッコ内はRSの6速MT)

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