「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「シビック タイプR(3代目)」だ。

今回試乗した最新型では、粗雑な路面でのピッチングはかなり影を潜めていた。サーキットではその違いを感じ取ることはできないかもしれないが、一般道でのロードホールディングはかなり改善されている。

ポルシェ 911でよく使われるフレーズだが、「最新のタイプRが最良のタイプR」であることは、確認できた。ただ、繰り返しになってしまうが、初代のタイプRにあったような本当の軽快な走りができれば、もう言うことはないのだが、やはりそれは無理な注文になってしまうのだろう。

画像: デビューから2年を経て、走りっぷりも熟成されたシビック タイプR。やはりワインディングを走ると楽しい。

デビューから2年を経て、走りっぷりも熟成されたシビック タイプR。やはりワインディングを走ると楽しい。

■シビック タイプR 主要諸元

●全長×全幅×全高:4540×1770×1430mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1270kg
●エンジン種類:直4 DOHC i-VTEC
●排気量:1998cc
●最高出力:165kW<225ps>/8000rpm
●最大トルク:215Nm<21.9kgm>/6100rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:横置きFF
●タイヤ:225/40R18
●当時の車両価格<税込み>:283万5000円

This article is a sponsored article by
''.