2020年11月27日、F1第15戦バーレーンGPがバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕する。新型コロナウイルスの影響で超過密日程で行われてきた今シーズンのF1グランプリも、バーレーンでの2戦、そして最終戦アブダビGPの最後の中東3連戦を残すのみとなった。すでにドライバーチャンピオン、コンストラクターチャンピオンは決定しているため、この3連戦では純粋な激しいバトルが見られそうだ。さっそく、今週末のバーレーンGPの見所を探ってみよう。
バーレーンでのふたつのGPはコースレイアウトと開始時間を変えて開催
バーレーンGPは中東地域における初のF1グランプリとして2004年シーズンよりカレンダーに加わった。以来、毎年シーズン序盤の3月から4月にかけて行われてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響でシーズン終盤に移動、さらに2週連続で開催されることになった。そのため、1戦めの第15戦バーレーンGPとして通常のコースレイアウトで、2戦めの第16戦はサヒールGPとしてアウタートラックと呼ばれるショートコースでスタート時間も変更して行われることになった。
1戦めのバーレーンGPをふまえて、2戦めのサヒールGPがどのようなレースになるのか予想してみるのもおもしろそうだ。
バーレーン・インターナショナル・サーキット(正式名称=Bahrain International Circuit )は首都マナーマから30kmほど離れた砂漠の中にF1グランプリ開催のために建設されたレーストラックで、その地名からサヒール・サーキットとも呼ばれている。複数のコースレイアウトで使用できるようにデザインされているのも特徴で、F1でもこれまでいくつかのコース設定が試されたことがある。
![画像: 日中の陽射しを避けて、夕方に決勝レースが開始されるため、トワイライトレースと言われる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/11/27/a7371d96006dbc744a44de85acffe20cf20648e5.jpg)
日中の陽射しを避けて、夕方に決勝レースが開始されるため、トワイライトレースと言われる。