スーパーGT選手権最終戦のGT300クラスで、前戦までランキングトップのリアライズ日産自動車大学校 GT-Rがこのレースで2位に入賞。KONDO RACINGがGT300クラスに参戦2年目にしてシリーズチャンピオンを獲得した。
ランキングTOP3の接近戦
現時点でランキングTOP3の56号車リアライズ 日産自動車大学校 GT-R、65号車LEON PYRAMID AMG、11号車GAINER TANAX GT-Rが4番手グループを形成。ここでランキング2位の65号車AMGがミニマムの周回数を終えると即座にピットイン。ドライバー交代に給油を行うが、奇襲をかけるべくタイヤ無交換でコースに復帰する。他のマシンがルーティンでタイヤ交換を伴うピット作業を行うと65号車は2位までポジションアップ。一方、タイヤ交換をした11号車GT-R、さらには61号車BRZはペースを上げられず順位を下げてしまう。3番手は6号車MC86、4番手に56号車GT-R、この時点の順位だとタイトルは65号車AMGのものに。
それぞれの栄光へ向けて
シリーズタイトル争いとは無縁のごとく首位を独走する52号車スープラ、開幕戦と同様にタイヤ無交換で後続に40秒以上の大差をつけ我が道を行く。そしてチーム監督不在の最終戦、タイトル獲得に執念を燃やすKONDO RACINGの56号車GT-Rは6号車MC86を捉え3位にポジションを上げる。今度は56号車GT-Rがこの順位でゴールすればタイトル獲得となるのだが、アンカーのJ・P・デ・オリベイラは追撃の手を緩めず2位を行く65号車AMGをロックオン。そしてレース終盤の55周目、ついに56号車GT-Rは65号車AMGを交わし2位にまでポジションアップ。