富士スピードウェイのホームストレート上で室屋機がパフォーマンスを披露!
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大などにより、モータースポーツにおいてもレース開催の延期や中止など、大きな影響を受けた。そのような状況下でも、オーガナイザーやチーム、ドライバー、スタッフ、そしてファンも含めて、モータースポーツに関わるすべての人がスーパーGTの最終戦を迎えられたことをともに祝い、2021年にむけた「希望」を伝えるため、エアロバティック パイロットの室屋義秀選手が、富士スピードウェイの上空をフライトした。
室屋選手は、3次元のモータースポーツと呼ばれた「レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ」に初のアジア人パイロットとして2009年から参戦し、2016年に千葉大会で初優勝。2017年にはアジア人初のアジア人の年間総合優勝(ワールドチャンピオン)に輝いた。
日本国内ではエアロバティックス(曲技飛行)の啓蒙の一環として、全国各地でエアショーを展開。2020年には、空にスマイルマークを描いて人々の笑顔を広げたいと「Fly for ALL」を実施している。また、レクサス LCの特別仕様車「AVIATION」の空力開発にも参画している。
今回のフライトパフォーマンスでは、室屋選手とともにスーパーGTに参戦する自動車メーカーが結集し、ホームストレート上でパフォーマンスを披露した。レクサス、日産、ホンダ、アウディ、BMW、メルセデスAMGなどのスポーツカーがパレードする富士スピードウェイのホームストレート上を、室屋選手の操縦するエクストラ 330SC機が超低空で飛行する。
モリゾウことトヨタ自動車の社長であり、レクサスのチーフブランディングオフィサーの豊田章男氏も自らステアリングを握ってパフォーマンスに参加した。(写真:井上雅行)