三菱自動車工業（以下、三菱）は、オールラウンド ミニバンの「デリカ D：5」を一部改良して発売すると発表した。
特別仕様車の「ジャスパー」も継続販売
デリカ D：5は、MPVとSUVを融合させた、三菱らしいオールラウンドミニバンだ。2007年にデリカ スペースギアの後継モデルとしてデビューしたのが現行型なので、かなりのロングセラーとなる。2019年にビッグマイナーチェンジを受け、フロントマスクにはダイナミックシールドを採用するなど、現在のスタイリングとなっている。
デリカ D：5「P」のインテリア。
今回の一部改良では、以下のような変更がなされた。
●ワイパーの動作速度を雨量に合わせて自動で切り替える、雨滴感応オートワイパーを新採用し、利便性を向上。
●寒冷時にステアリングホイールを温め、快適なドライブをサポートするステアリングヒーターを標準装備（Mとジャスパーを除く。Gとアーバンギア Gにはメーカーオプション）。
●オートライトコントロール機能の安全性を向上。従来型よりも早いタイミングでヘッドライトを自動点灯させ、また夜間走行中のヘッドライトの点け忘れを防止する。
また、撥水機能付きシート生地などを採用した、アウトドアを楽しむための特別仕様車「JASPER（ジャスパー）」も継続販売される。
特別仕様車のJASPER（ジャスパー）も継続販売される（写真はコンプリートパッケージ装着車）。
主なグレードと車両価格（税込）は、以下のとおり。
デリカ D：5は、Mの391万3800円〜ジャスパーの410万800円。デリカ D：5 アーバンギアは、Gの414万2600円〜Pエディションの448万9100円となっている。
パワートレーンは、いずれも2.2Lの直4 DOHCディーゼルターボで、トランスミッションは8速スポーツモードAT、駆動方式は4WDのみ。
今回の一部改良で発表された以外のパワートレーンや内外装のスペックに関しては、変更はない。
