2020年12月25日、アルファロメオは1960年代の伝説的なスポーツカー「33 ストラダーレ」の栄光を受け継いだモデル「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリブート」を北米で発表、33台が限定生産される。

往年の名車をオマージュしたスペシャルアイテムを装備

アルファロメオ 4Cは、2013年に発表されたミッドシップ スポーツカーだ。日本でも2014年から発売され、翌2015年にはルーフをソフトトップにしたスパイダーも追加設定されている。

今回、米国ミシガン州オーバーンヒルズで発表された「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリブート」は、その名が示すとおり1967年にモンツァ サーキットでデビューした、アルファロメオのアイコンモデルともいうべきミッドシップ スポーツカー「33 ストラダーレ(ティーポ33 ストラダーレとも呼ばれる)」の栄光を受け継いだモデルだ。

画像: 往年の名車「33 ストラダーレ(写真右)」をオマージュした「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリブート」。

往年の名車「33 ストラダーレ(写真右)」をオマージュした「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリブート」。

そのボディカラーには、には、3層コートが施された専用カラー「ロッソ ヴィラデステ」が採用され、グレー/ゴールドの5穴アルミホイール(前18インチ/後19インチ)、ブラック ディナミカ スエードとタバコ レザーを組み合わせたスポーツシートが装備される。

コクピット内のダッシュボード/サイドシル/センターコンソールには専用プレートが装着され、センターコンソールのプレートにはシリアルナンバーも刻印されている。

さらに、4Cのデザインコンセプト、テクノロジー、素材、モデナの組み立て施設、そして33 ストラダーレの歴史を記録し、チェントロ スティーレ(デザインセンター)によってデザインされた記念ブックも付属している。このブックは、ディナミカ スエードによる装丁が施され、シリアルナンバーも印刷されている。

画像: スエード/レザーのコンビシートなどが装着されたコクピット。

スエード/レザーのコンビシートなどが装着されたコクピット。

4Cの特徴であるカーボンファイバー製モノコックシャシには、今回初めてクリアレッド仕上げが採用された。また、通常モデルではオプション設定とされていた、アクラポヴィッチ製デュアルモード センターマウント エキゾースト、レースチューンド サスペンション、バイキセノン ヘッドライト、バッテリー充電器、ボディカバー、カーボンファイバー製ハロ、リアウイング、イタリアンフラッグ ミラーキャップなどが装備されている。

これらの特別装備の総額は、数千ドル(数十万円)の価値があるものだ。加えて、「チェントロ スティーレ アルファロメオ」エンブレム、ピアノブラック フロント エアインテークとリア ディフューザーも装着される。

パワートレーンは、通常モデルと同じ240psと350Nmを発生するオールアルミ製の1.75Lターボエンジンに6速DCTを組み合わせる。0→60mph(約96km/h)加速は4.1秒、最高速度は160mph(約257km/h)というパフォーマンスを発揮する。

画像: 果たして、日本でその姿を見る機会はあるのだろうか?

果たして、日本でその姿を見る機会はあるのだろうか?

アルファロメオ 4Cスパイダーの最終生産モデルとなる「4Cスパイダー 33 ストラダーレ トリブート」、北米向けの生産台数はわずか33台で、米国におけるメーカー希望価格は7万9995ドル(約832万円、コンテナ取扱い料金を除く)。

ちなみに、この限定車が日本に導入されるかどうかは未定だが、4Cスパイダーの最終生産モデルとなるだけに、ぜひ実車を見てみたいものだ。

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