「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、TRDが手がけたカローラ フィールダーだ。

さらに、このクルマにはフィールダー用にリセッティングされたスポルティーボ サスペンションが装着されていた。その仕立てのうまさは、軽快さがありながらも、ストレートが続く高速道路ではしっとりとした乗り味を許してくれる。おそらくスタビライザーまで含めた奥深いセッティングのなせる技だろう。オプションの17インチタイヤを装着していながらも、この感覚を得られるあたりは絶妙だ。GTの名にふさわしいオールマイティさを備えている点が嬉しい。

ブレーキフィールが少しスポンジーで、制動力が甘いのが気になっので、オプションのスポーツブレーキパッド&シューを装備しておきたい。それほど、ストレートもコーナーも速いクルマに仕上がっている。

さて、ここまでのオールマイティさがあると、ワゴンという性格を考えるとトランスミッションは2ペダルが欲しくなる。実際、TRDではそのあたりも現在検討中らしく、あり得なくもないようだ。それでも、このクルマのパフォーマンスを存分に楽しむなら、MTで乗りたいものだが。

エクステリアはおとなしくてもいい。中身はオプションで用意されているビルシュタイン製サスペンションキットやレカロ製シート、そしてスポーツブレーキも装着して、スポーツカー相手にひと泡吹かせる・・・。そんな楽しい可能性を感じられる、フィールダーGTだった。

画像: 前後バンパースポイラーやルーフエンドのリアスポイラーなど、エアロパーツをまとった姿は、リアビューもなかなか凜々しい。

前後バンパースポイラーやルーフエンドのリアスポイラーなど、エアロパーツをまとった姿は、リアビューもなかなか凜々しい。

■カローラ フィールダー GT TRDターボ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4445×1695×1450mm
●ホイールベース:2600mm
●車両重量:1220kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ
●排気量:1496cc
●最高出力:110kW<150ps>/6000rpm
●最大トルク:196Nm<20.0kgm>/4800rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:横置きFF
●タイヤ:215/45R17
●当時の価格(税込み):267万円

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