2021年1月28日、ポルシェジャパンはタイカンシリーズ4番目のバリエーションとして後輪駆動モデル「タイカン」の導入を発表、予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて開始した。「タイカン」は、タイカンターボS、タイカンターボ、タイカン4Sに続くモデルで、車両価格は1171万円とシリーズの中にあってエントリーモデルと位置づけられる。

エントリーモデルとはいえ、標準仕様でも最高出力408psを発揮

2020年6月に日本導入が発表されたタイカンは、ポルシェ初のEVスポーツカーとして大きな話題を集めているが、このとき登場したタイカンターボS、タイカンターボ、タイカン4Sはすべてモーターを前後に積む4WDとしていた。

今回追加された「タイカン」はシリーズのベーシックモデルで、後輪駆動としているのが特徴。オーバーブーストモード使用時最高出力300kW(408ps)/通常時240kW(326ps)を発生するパフォーマンスバッテリーを標準仕様としながら、オプションでオーバーブーストモード使用時最高出力350kW(476ps)/通常時280kW(380ps)を発生するパフォーマンスバッテリー プラスも用意される。 他のタイカンモデルレンジと同様、カラーヘッドアップディスプレイと、最大22kWの充電容量を備えたオンボードチャージャーがオプション装備に含まれる。

エントリーモデルとはいえ、標準仕様でも最高出力408ps、0→100km/h加速5.4秒というパフォーマンスを発揮、満充電で431~484km(WLTPモード)航続可能というのも大きな魅力となりそうだ。

ブレーキは、フロントに対向6ピストン式アルミニウム製モノブロックキャリパー、リアに対向4ピストン式ユニットを装備、ベンチレーテッドブレーキディスクの外径はフロントが360mm、リアが358mmで、ブレーキキャリパーはブラックアルマイト仕上げとなる。また、オプションでポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)を用意、その場合、ディスクの外径はフロント410mm、リア365mmとなる。ホイールは19インチ タイカン エアロ ホイールを装備する。

ポルシェ タイカン(右ハンドル)の車両価格は1171万円。

画像: ドライバーオリエンテッドなインテリアデザイン。センターコンソールに10.6インチのディスプレイが装着される。

ドライバーオリエンテッドなインテリアデザイン。センターコンソールに10.6インチのディスプレイが装着される。

ポルシェ タイカン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4963×1966×1395mm
●ホイールベース:2900mm
●モーター最高出力:240kW(326ps)
●ローンチコントロールモーター最高出力:300kW(408ps)
●ローンチコントロールモーター最大トルク:345Nm
●バッテリー総電力量:79.2kW
●WLTPモード航続可能距離:431~484km
●タイヤサイズ:前225/55R19、後275/45R19
●最高速度:230km/h
●0→100km/h加速:5.4秒
●車両価格(税込):1171万円

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