ダイナミクス面のパフォーマンスはもちろんのこと、内外装のデザインやその使い勝手も含めてプジョー 208シリーズの高い実力を認めた石井氏。「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」受賞のこのモデルから感じられるソウルについてサーチしてもらった。

プジョー208は違う次元にいるように思えてならない

今回、「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」の「10ベストカー」には、3モデルのBセグメントハッチバックが入った。日本車のフィットとヤリスもハードウエアが大いに進化し、コンセプトも興味深くて魅力的だったが、ことシャシ性能に関してはプジョー 208/e-208にまだ見習うべき点も多いと思わされた。

小さいボディなのにどっしりとした重厚感があり、荒れた路面をちょっと早めのペースで駆け抜けていくときなどに、さすがはプジョー車と感心させられる。

脳裏にはパリの石畳や田舎のラフロード、アルプスのワインディング路、バカンスでフル乗車+荷物満載で高速道路をタフに突っ走るシーンが浮かび上がり、クルマは道路が造るのだという認識を新たにすることになった。

フィットはシトロエンC3をベンチマークとしたことでひと皮むけたが、新型208はそのベンチマークとなったC3よりも新しい世代のプラットフォームを採用したことで、また一歩先を行った印象だ。

パワートレーンに関しては日本のフルハイブリッドの効率の高さが光り、最新モデルはドライバビリティも満足のいくレベルだが、 208の直列3気筒1.2Lターボエンジンも常用域の扱いやすさや音・振動の少なさは秀逸で、純粋なエンジン車としての魅力は大きい。比較的手が届きやすいBEVのe-208を用意していることも、大いに評価されるべきだろう。

画像: 最高出力74kW(100ps)、最大トルク205Nm(20.9kg m)の1.2Lターボエンジン。8速ATとの相性も好ましい。

最高出力74kW(100ps)、最大トルク205Nm(20.9kg m)の1.2Lターボエンジン。8速ATとの相性も好ましい。

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