スーパーGT選手権GT500/GT300両クラス制覇を目指す
横浜ゴムのモータースポーツ活動は実に多岐に渡る。まず国内ではハイレベルな戦いが繰り広げられ人気を集めるスーパーGT選手権に参戦。激しいタイヤ戦争が繰り広げられるGT500クラスで、KONDO RACINGの「リアライズコーポレーションADVAN GT-R」とTGR TEAM WedsSport BANDOHの「WedsSport ADVAN GR Supra」の2台をサポートする。
一方、GT300クラスは国内外のバラエティ豊かな車種が集い、GT50クラスとはまた異なる難しい戦いとなっているが、ここでは実に19台のマシンにタイヤを供給してユーザーを支援していく。ちなみに2020年はKONDO RACINGの「リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗選手/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手)」がシリーズチャンピオンを獲得した。
スーパーGT選手権と並び、もうひとつの国内最高峰レースとされる「全日本スーパーフォーミュラ選手権」は、2016年から横浜ゴムの独占供給となっている。ここでは全チームにADVANレーシングのドライ用「ADVAN A005」とウェット用「ADVAN A006」が供給される。またトップドライバーへの登竜門と言われる「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権」も全面サポート。スーパーフォーミュラと同じADVAN A005/ADVAN A006を供給することで、スーパーフォーミュラへのステップアップをフォローする。さらにJAFの地方選手権シリーズ「Super-FJ」にもタイヤを供給、横浜ゴムは日本のフォーミュラレースを支える存在となっている。
横浜ゴムはツーリングカーレースに強いことでもよく知られる。「TCR ジャパンシリーズ」をはじめ、世界各国で行われているTCRリージョナル選手権やナショナル選手権にADVANレーシングタイヤをワンメイク供給するほか、ツーリングレースへの支援も継続する。
公道でタイムを競う「全日本ラリー選手権」では、舗装路用のADVAN A08B/ADVAN A052、未舗装路用のADVAN A053を中心としたラインアップでチームをサポート。2020年は、最高峰クラスとなるJN-1で新井大輝選手/小坂典嵩選手がシリーズチャンピオンを獲得。また、JN-6で明治慎太郎選手/里中謙太選手、JN-4で小藤桂一選手がシリーズチャンピオンを獲得するなど、全日本ラリーでも横浜ゴムは大きな存在感を示す存在となっている。
このほか、全日本ジムカーナ選手権や全日本ダートトライアル選手権、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceなどの参加型モータースポーツにも積極的な支援を行っている。