「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、スマート フォーツーEDだ。

電気を意識せずに普通に乗れるから、けっこう楽しい

画像: ラゲッジスペース下はエンジンの代わりにモーターやインバーターが収まる。バッテリーはシート下に搭載。

ラゲッジスペース下はエンジンの代わりにモーターやインバーターが収まる。バッテリーはシート下に搭載。

市街地走行では、まわりのクルマの流れに遅れを取ることはなく、スムーズに走ってくれる。ちなみに、公表値の0→60km/h加速は6.5秒、最高速度は100km/h(リミッター作動)。高速道路でも左車線を80km/hプラスで淡々と走るなら問題はないだろう。車両重量のせいか、エンジン車より高速安定性は良さそうに感じられた。

だが、その重くなった車両重量のため足まわりを固めているようで、乗り味は少しゴツゴツしている。ブレーキは最初のタッチは重めだが、とくに違和感はない。

市街地走行では積極的に電気を回生させるようで、アクセルをオフにするとエネルギーステータスゲージはけっこう+に振れる。このゲージをなるべく+に維持し、チャージレベルを減らさないようにして走ると「電費」は良くなる。

今回の試乗では、都心から海ほたるPAの往復で約80kmを走行し、バッテリーの残量は約53%。フル充電からの航続距離は公表値で135kmだから、この数値は十分クリアできるだろう。クルマとしての完成度は高く、シティコミューターとしてなら成功は間違いないと思わせてくれた。
(編集部註:スマート フォーツーEDは日本でも2012年に販売されました)

画像: 街中でも高速道路でも、流れに乗って淡々と走れる。右リアフェンダーの上に充電用のポートが備わっている。

街中でも高速道路でも、流れに乗って淡々と走れる。右リアフェンダーの上に充電用のポートが備わっている。

■スマート フォーツーED(プロトタイプ) 主要諸元

●全長×全幅×全高:2740×1560×1540mm
●ホイールベース:1865mm
●車両重量:970kg
●パワートレーン:電気モーター
●モーター最大出力:30kW(41ps)
●モーター最大トルク:120Nm(12.2kgm)
●トランスミッション:無段変速機
●駆動方式:RWD
●タイヤ:前155/60R15、後175/55R15
●充電時間:AC200Vで8時間/100Vで16時間
●航続距離:135km
●0→60km/h加速:6.5秒
●最高速度:100km/h(リミッター作動)

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