2021年5月8日、2021年F1第4戦スペインGPの予選がカタロニア・サーキットで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムをマーク。自身通算100回目の記念すべきポールポジションを獲得した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは0.036秒差の2番手。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は小さなミスを犯してわずかにQ1を突破できず16番手に終わった。

上位3台の差はわずか0.132秒と超接近

スペインGPの予選は好天に恵まれ、気温は25度、路面温度が45度まで上がる中で行われた。

フリー走行から続くレッドブル・ホンダとメルセデスの戦いは、予選でも熾烈だった。Q3ではまず最初のアタックを終えてハミルトンがトップに立ったが、2番手フェルスタッペンとの差はわずか0.036秒。最後のアタックに注目が集まったが、コース上に出たグラベルの影響もあったのか上位勢はタイムを更新することができず、そのままハミルトンの自身通算100回目のポールポジションが決定した。

それでも、1分16秒台をマークしたハミルトン、フェルスタッペン、ボッタスの上位3台の差はごくわずかで、決勝が楽しみとなってきた。少し離れて、4番手以降も超接近戦となっている。

レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスはQ3の最初のアタックでスピンを喫して8番手。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは12番手、角田裕毅はQ2進出を逃して16番手となった。

ちなみに、ここカタロニア・サーキットはピットストップによるタイムロスが小さいこともあって、ミディアムタイヤでのQ2クリアを狙うドライバーは見られず、トップ10は全車ソフトタイヤで決勝レースをスタートする。

画像: トップ3の差はわずか0.132秒。この3人が抜けた速さを見せた。

トップ3の差はわずか0.132秒。この3人が抜けた速さを見せた。

画像: 自身通算100回目の記念すべきポールポジション獲得となったメルセデスのルイス・ハミルトン。

自身通算100回目の記念すべきポールポジション獲得となったメルセデスのルイス・ハミルトン。

タイヤを供給するピレリは、決勝レースについて「ルイス、100回目のポールポジション、おめでとう。Q3の最初のアタックで見事に週末の最速タイムをマークしました。予選での路面温度は42度に達しましたが、決勝も同じように暖かくなりそうで、決勝ではツーストップが主流になりそうです。多くのドライバーがミディアムタイヤを2度使うと思いますが、ソフト→ミディアム→ソフトという戦略も考えられます。ハードタイヤを使用してワンストップも不可能ではありませんが、タイム的には厳しいでしょう。正確な戦略は、レース当日の路面温度やセーフティカーなどに影響されるでしょう」とコメントしている。

2021年F1第4戦スペインGP決勝は日本時間5月9日22時(現地15時)に開始される。

2021年F1第4戦スペインGP予選 結果

1位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:16.741
2位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:16.777
3位 77 V.ボッタス(メルセデス) 1:16.873
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:17.510
5位 31 E.オコン(アルピーヌ) 1:17.580
6位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:17.620
7位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)1:17.622
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ) 1:17.701
9位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1:18.010
10位 14 F.アロンソ(アルピーヌ) 1:18.147
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12位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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