2021年5月20日、F1第5戦モナコGPの開幕がいよいよ迫ってきた。レッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダの両勢力はどう戦おうとしているのか、直前情報をお届けしよう。

ホンダの仕上がりの良さにライバルも警戒を強める

2020年は新型コロナウイルスの影響でキャンセルされたモナコGP。2021年は無事、ホンダが過去に数々の記憶に残るレース結果を残した伝統あるレース開催地に戻ってきた。

モナコGPは、道幅が狭く低速コーナーの続く市街地コース、またモナコという華やかな地で行われることからF1カレンダーの中でも特別な雰囲気を持つレースになる。

モナコ市街地コースは平均速度が低く、遅いコーナーからドライバビリティが求められるため、チームは特別なフロントウィングとリアウィングを備えた高ダウンフォースパッケージを用意し、とくにフェアモントヘアピンをスムーズに走行するためにステアリングの調整も行うことになる。

画像: 2年ぶりの開催となるモナコGP。限られた数ではあるものの観客も入る。

2年ぶりの開催となるモナコGP。限られた数ではあるものの観客も入る。

ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、モナコ開幕に向けて「ストリートサーキットでドライバーの実力が試されるコースといわれますが、パワーユニットとしてもパワーに加えてドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティが大変重要となります。過去のデータや各ドライバーのドライビングスタイルを考慮した上で最適なセッティングを施し、4人のドライバーに実力を発揮してもらいたいと考えています。ここまでホンダのパワーユニットを搭載する2チームはいい戦いを見せていますが、さらに戦闘力を増して戦うために、両チームと全力で準備を進めて臨みます」とコメント。モナコGPに向けての準備は順調なようだ。

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