これまでのレース経験と最新技術の全てを注ぎ込んでフルチューニング
エクストリーム パワースポーツ チーム「SAMURAI SPEED」は、充電インフラの開発や販売を行う「ゼロイースクエア」が運営するレーシングチームで、2012年にはEVで争われる「パイクスピークインターナショナル ヒルクライム エレクトリッククラス」に初参戦し、初優勝を飾っている。その後も積極的に参戦し、かねてより改造範囲無制限の「アンリミテッドクラス」への挑戦を掲げていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により2020年は参戦を中止、2年ぶりに参戦を再開することになった。
車両は前輪駆動の現行日産リーフe+をベースに、4WD(四輪駆動)に改造したニューマシンで、改造範囲無制限の「アンリミテッドクラス」に参戦する。パートナー企業が得意とするさまざまな最新技術によるボディを架装するほか、温度管理が難しい駆動用バッテリーの制御システムや独自の四輪制御システムを開発するなど、「電気自動車の魅力の発信」と「パートナー企業との最新技術の共同開発」というチームスローガンの下、これまでのレース経験と最新技術の全てを注ぎ込み、あらゆるチューニングを行っている。
ドライバーは、レーシングドライバー/モータージャーナリスト/YouTuberと幅広い分野で活躍する大井貴之(おおい たかし)。パイクスピークインターナショナル ヒルクライムは、すでに6つのレースカテゴリーに全64台がエントリーしており、SAMURAI SPEEDチームが参戦する「アンリミテッドクラス」には10台が出走する予定だ。
※ドライバーは当初、全日本ラリー選手権大会で数々の実績を上げている奴田原文雄を予定していたが、大井貴之に変更(2021年6月11日発表)された。