「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、トヨタ iQ 130G→(ゴー)だ。

トヨタ iQ 130G→(2010年:車種追加)

画像: インパネの各所にシルバーの装飾を施して標準グレードとの差別化を図る。また、メーターバイザーも専用のものを装着している。

インパネの各所にシルバーの装飾を施して標準グレードとの差別化を図る。また、メーターバイザーも専用のものを装着している。

昨年(編集部註:2009年)に1.3Lの直4を搭載したモデルが設定されたiQ。ヨーロッパでは、アストンマーティンはiQのOEM供給を受けて内外装のクオリティを高めた「シグネット」というモデルを発売する。

また、GAZOOレーシングがスーパーチャージャーを装着したiQを試作したり(編集部註:2012年に限定発売された)、プロトタイプ EVも開発(編集部註:これも「eQ」の名で2012年に限定発売)するなど、何かと話題に事欠かないモデル、それがiQの現状だ。

そんなiQに、ちょっと気になるグレードが追加設定された。130G→(矢印部分を「ゴー」と読む)というユニークな名称。しかも、トランスミッションには6速MTの設定があるという。これはなかなかグレード名だけでなく、走りにも興味を持たれる読者諸氏は多いのではないだろうか。

エクステリアでは、専用のバンパーやシルバーのドアミラーなどで標準車との違いをアピールしている。インテリアでは、グレー/ブラックの2トーンカラーを採用して、ステアリングには赤いステッチを施すなど、けっこう差別化が図られている。さらに、130G→にはレザーパッケージも設定されており、これはシート表皮にブラックレザー/グレーファブリックか、ブラックレザー/レッドファブリックの組み合わせを選ぶことができる。

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