2021年5月26日、ベントレーはラグジュアリーSUVのベンテイガに新グレードの「ベンテイガ S」を設定すると発表した。

550psと770Nmを発生する4LのV8ツインターボを搭載

ベンテイガは、2015年にベントレーが初めて世に送り出したラグジュアリーSUVだ。日本には翌2016年から導入されている。今までのラインアップは標準仕様の「ベンテイガ」と、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「ベンテイガ ハイブリッド」、そしてW12を搭載した「ベンテイガ スピード」だったが、これに「ベンテイガ S」が加わることになる。

画像: ベンテイガSは、敏捷性と存在感をレベルアップさせたモデルだ。

ベンテイガSは、敏捷性と存在感をレベルアップさせたモデルだ。

ベンテイガSのルックスは、ブラックでまとめた独特のディテールで印象づけられている。エクステリアは、大型化されたリアスポイラー、グロスブラックでまとめられたサイドシルと前後ロアバンパーが威厳ある佇まいを引き立てる。

ヘッドライトとテールライトのレンズはダークティント、ドアミラーはブラック、楕円形を分割した形状のテールパイプもブラックで、エクステリアを引き締めている。さらに、専用の新設計22インチホイール、フロントドア下部に新デザインの「S」バッジなども装備される。

インテリアでは、新デザインのシート、こだわりのステッチ、新しいカラースプリット、アルカンターラなどが採用され、魅力的なエクステリアと向上した運動性能にマッチした、ベンテイガSならではのスタイルとなっている。

アクセントカラーをインストルメントパネル、センターコンソール、ドアパッド、シートボルスターに配して、アルカンターラをシートクッション、シートバックインサート、ステアリングホイール、ギアレバーに採用して、大胆で現代的なスタイルを演出している。

画像: V8エンジン搭載のベンテイガでは、初めてカラースプリットにアルカンターラを導入したインテリア。

V8エンジン搭載のベンテイガでは、初めてカラースプリットにアルカンターラを導入したインテリア。

搭載するエンジンは、最高出力555psと最大トルク770Nmを発生する4LのV8ツインターボで、この数値は標準仕様の「ベンテイガ」と同じ。0→100km/h加速は4.5秒、最高速度は290km/hというクラストップのパフォーマンスを発揮しながら、航続距離は654km、CO2排出量は294g/kmという優れた燃費も実現している。

また、世界初の48V電動式アクティブロールコントロールシステムとなったベントレー ダイナミックライドを標準装備。このシステムは、0.3秒で最大1300Nmのトルクを発生してコーナリング時のロールを抑制し、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性をもたらす。

先に発売されたコンチネンタルGT同様、シャシモードを切り替えれば別次元の爽快なパフォーマンスを堪能できるが、ベンテイガSではスポーツモードを強化して運動性能を向上させている。

トルクベクタリング by ブレーキもチューニングが見直され、コーナー入口で内側後輪に軽くブレーキをかけてフロントアクスルのターンインをよりシャープにしている。また、標準装備の新設計スポーツエキゾーストは、排気をスムーズに流すプライマリーパイプとセカンダリーパイプを採用し、よりパフォーマンス重視のフィーリングを実現している。

画像: テールランプのレンズはダークティントで、テールパイプもブラックとされる。

テールランプのレンズはダークティントで、テールパイプもブラックとされる。

駆動方式はもちろんフルタイム4WDで、本格的なオフロード性能も備えており、オプションでオールテレインスペシフィケーションを追加すれば、4種類のオフロードモード(「雪道&濡れた草道」、「土道&砂利道」、「泥道&山道」、「砂道」)が利用できる上、水深500mmまで走行可能となる。

ベンテイガSの車両価格(税込み)は、2690万円。ユーザーへのデリバリー開始は、2022年の第1四半期を予定している。

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