モーターマガジン社が2021年3月26日に発行したムック、GT memories 6「Z32フェアレディZ」が好評を得ている。ここでは、改めてそのダイジェスト版を4回に渡って紹介する。1989年7月に登場し2000年まで駆け抜けた日本の誇るスポーツカー「Z32フェアレディZ」の魅力を見ていこう(「GT memories 6 Z32フェアレディZ」より一部抜粋)。

国産初の280psで登場した新世代スポーツカー

フェアレディZは、日本のスポーツカーファンにとっては特別な意味を持つクルマだ。初代S30系は240Z、Z432をはじめとして名車の誉が高かった。だから、その後継にあたる「Z」たちにとってそれは重い足かせともなった。そこから本当の意味で解き放たれたのが1989年に登場したZ32フェアレディZだ。

すでに開発の段階から「1990年代をリードする新時代の本格スポーツカー」を狙いとしており、前後オーバーハングの短さ、ロングノーズにこだわらず前進したキャビンは、ドライバーオリエンテッドを思わせるものだ。

初見で合理的に走りの良さを追求したと感じさせる仕上がりが光る。タイトに絞ったフロントノーズには、四角基調のヘッドランプユニットがフラットに埋め込まれ、ここもそれまでの優等生的な表情に代わってワルっぽさを演出していた。

画像: 300ZXツインターボ 2by2 Tバールーフ。ホイールベースを2シーターから120mm延長されて、2+2シーターを可能にした。

300ZXツインターボ 2by2 Tバールーフ。ホイールベースを2シーターから120mm延長されて、2+2シーターを可能にした。

もちろん、心臓部となる3L V6自然吸気のVG30DE型エンジンの強力さも若者層の心を掴んだ。これよりもさらに強力な、300ZXツインターボに搭載されたVG30DETT型3L V6 DOHCはツインターボを装着したもので、280ps/6400rpm、39.6kgm/3600rpmというパフォーマンスを発生。スペック的にはこれ以上望めないものとなった。

シャシは、4輪マルチリンクサスペンションと当時日産が力を入れていた4輪操舵システム「スーパーハイキャス」を装備。ボンネットフードやブレーキキャリパーにアルミ材を採用するなどの軽量化と前後重量配分の最適化も果たした。これによって、スポーツカーの走りの楽しさを実現とともに高い安全性を追求していたのだ。

画像: 2by2では、Tバールーフの設定のみとなる。ルーフを外せば、オープンドライブの快適さを味わえる。

2by2では、Tバールーフの設定のみとなる。ルーフを外せば、オープンドライブの快適さを味わえる。

日産 フェアレディZ 300ZXツインターボ 2シーター 標準ルーフ仕様 主要諸元

●全長×全幅×全高:4310×1790×1245mm
●ホイールベース:2450mm
●車両重量:1510(1520)kg
●エンジン:V6 DOHC+ツインターボ
●排気量:2960cc
●最高出力:280ps/6400rpm
●最大トルク:39.6kgm/3600rpm
●トランスミッション:5速MT(4速AT)
●駆動方式:FR
●10モード燃費:7.0(6.4)km/L
●車両価格(税込):395万円(410万円)
※1989年7月時点の仕様/カッコ内はAT仕様

日産 フェアレディZ 300ZXツインターボ 2by2 Tバールーフ仕様 主要諸元

●全長×全幅×全高:4525×1800×1255mm
●ホイールベース:2570mm
●車両重量:1550(1570)kg
●エンジン:V6 DOHC+ツインターボ
●排気量:2960cc
●最高出力:280ps/6400rpm
●最大トルク:39.6kgm/3600rpm
●トランスミッション:5速MT(4速AT)
●駆動方式:FR
●10モード燃費:7.0(6.4)km/L
●車両価格(税込):425万円(440万円)
※1989年7月時点の仕様/カッコ内はAT仕様

▶︎▶︎▶︎【GT memories 6 ダイジェスト02】へ、つづく

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