新型ゴルフは新しい時代の象徴として生みだされた。だからこそADASやインターフェイスもまた新時代をしっかり実感させるための斬新なアプローチを見せる。それこそがまさに、新型ゴルフを選ぶ醍醐味と言えるかもしれない。(Motor Magazine2021年8月号より)

デジタルコックピットプロに作動状況を表示するゴルフ8

新型ゴルフを選ぶ醍醐味は数多い。中でも欧州発のベストセラーハッチバックとしてやはり気になるのは「どれだけラクに安心してロングドライブが楽しめるか」という点だろう。その進化ぶりを端的に実感させてくれそうなのが、新型ゴルフのADASに新たに追加採用された、同一車線内運転支援システム「トラベル アシスト」だ。

システム自体は、既存のADASを組み合わせたもの。加速と減速をリニアかつ適正にコントロールしながら設定速度での安定した走行と前走車に対する距離をキープし続けるアダプティブクルーズコントロール(ACC)と、ハンドル操作を支援して車線を維持するレーンキープアシスト(レーンアシスト)のコンビが、高速走行時の運転をサポートする。

実際にその機能を試してみたが、制御の緻密さは相当に高い印象だった。ハードとしての安定した挙動はもちろんだけれど、作動中にデジタルコックピットプロに表示される作動状況の表示がわかりやすい。おかげで「サポートされている感」をより強く実感することができる。3車線ある道路ではしっかり3車線が表示され、乗用車と大型トラックではアイコンが異なるなど、見つめていては危ないけれど、ちょっと楽しい。

ハンドルには静電容量センサーが採用されているので、細かく操作しなくても触れているだけでアシストし続けてくれる。ささいなことかもしれないけれど、気分的にはよりリラックスできるような気がしたことも事実だ。

画像: 従来型の運転支援技術「トラフィック アシスト」は60km/hまでしかサポートしていなかったが、「トラベル アシスト」は210km/hでも作動する。もちろん日本では「宝のなんたら」だが、新東名などでは恩恵を十分味わえそうだ。

従来型の運転支援技術「トラフィック アシスト」は60km/hまでしかサポートしていなかったが、「トラベル アシスト」は210km/hでも作動する。もちろん日本では「宝のなんたら」だが、新東名などでは恩恵を十分味わえそうだ。

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