
クルマの査定額は年式や走行距離などが大きく関わりますが、査定前の準備でアップさせることも可能です。この準備をやる / やらないでは最終的に手元に残るお金が大きく変わる可能性もありますので、この記事を参考にぜひ適切な形で査定に臨んでいただければと思います。
クルマを売却しようと思った際、「査定にはどのように臨むべきか?」と疑問に思う方も多いでしょう。
例えば、内外装の掃除はプラスに働くことはもちろん、メンテナンスノートを準備しておくことも有効です。
他にも、高く売るためにできる工夫は様々ありますので、この記事では、クルマを高く売るコツについて、徹底的に解説します。
ご自身でできそうな準備・工夫はぜひ積極的に取り入れていただければと思います。
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クルマを少しでも高く売るコツ
早速ですが、クルマを高く売るコツについてお伝えします。具体的には以下の通りです。
- 事前に買取相場を調べる
- メンテナンスノートを用意する
- 純正パーツを用意する
- 内外装をキレイにする
- 安易に「下取り」を選択しない
- 売却時期を先延ばしにしない
- できるだけ多くの査定を取る
- 買取店を使い分ける
高く売るコツ1:査定前に買取相場を調べる
何事も情報を仕入れることはプラスに働くことが多いですが、それはクルマの売却でも同じです。
まずは、ご自身のクルマがどれくらいで売れそうなのか、相場を調べましょう。
もし提示された査定額がシミュレーションと大きく乖離している場合は「他でも査定してみるべき」などの判断材料になります。
今はネットで簡単に査定額をシミュレーションできますので、ぜひそうしたサイトを利用してみてください。
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高く売るコツ2:メンテナンスノートを用意しておく
オイル交換や定期点検など、これまでのメンテナンス履歴が記されたものがメンテナンスノートです。このノートがあるかないかで、査定士が得られる情報は大きく変わります。
メンテナンスノートがある場合は、それに応じて適正な査定を行うことができますが、仮にメンテナンスノートがない場合は「メンテナンスが行われてきていない」ということを前提に査定されてしまうケースもあるので要注意です。
通常はクルマのダッシュボードに入ってることが多いと思いますが、必ず確認しておくことをおすすめします。
高く売るコツ3:純正パーツを用意しておく
もしクルマのカスタムを行っており、純正パーツがまだ手元に残っている場合は、そちらも一緒に査定に出すようにしましょう。
基本的に、査定で好まれるのはフルノーマルの状態です。これは万人に受け入れられる仕様になっているためです。
自分好みにカスタムしたクルマは、好き嫌いが分かれるケースが多いため、査定ではむしろマイナスになることもあります。
このような場合、純正パーツがあると、マイナス査定を避けられるため、手元にある場合は用意しておいてください。
高く売るコツ4:内外装をキレイにしておく
査定前の準備として、やはり内外装をキレイにしておくことは大切です。
外装は洗車機に通すだけでも十分です。あくまでも泥だらけのような状態で査定に出さないようにしましょう。
むしろ、重要なのは車内の掃除です。車内のニオイが強い場合はマイナス査定になる恐れがあります。
ニオイの原因は大体の場合汚れであったり、掃除不足であることがほとんどです。自分で気づけるところは隅々まで掃除しましょう。
また、シートは汗汚れがついてることも多いので、車内清掃用の掃除シートで拭き掃除を行うと効果的です。また、静電気により天井にも汚れが付着しているケースが多いです。見落としがちな点ですので、こちらもキレイに掃除するようにしましょう。
掃除の結果、ニオイがしなくなるような状態であれば、大きなマイナス査定になる可能性は少ないでしょう。
高く売るコツ5:安易に「下取り」を選択しない
クルマの買い替えの場合、現車を下取りに出そうと思っていた方も多いと思いますが、高く売りたいのであれば安易に下取りを選択することは危険です。
基本的に、下取りはその他の売却方法と比べて価格は伸びづらいというのが一般論です。もちろん、全ケースにおいて下取りが最も価格が低いとは言い切れないですが、この傾向はかなり強いです。
例えば、他の売却方法としては買取店で売却する方法や、委託販売を利用する方法などがあります。
下取りにも「1つのカーショップで手続きを一貫できること」や、「納車ギリギリまで現車に乗っていられること」などのメリットがありますが、買取価格と天秤にかけて決めるべきでしょう。
よって、少しでも高く売りたい場合は、他の選択肢も十分検討するべきと言えます。
高く売るコツ6:売却時期を先延ばしにしない
クルマの買い替えや売却の決断は安易にできるものではありませんが、現車をできるだけ高く売りたければ、売却時期はできるだけ先延ばしにしないほうが賢明です。
というのも、クルマの価値は時間経過や使用とともに下がっていくためです。
走行距離や年式が繰り上がるタイミングはもちろん、フルモデルチェンジが行われた場合も、前のモデルの価値は大きく下がることが一般的です。
セオリーとしては「売却時期を先延ばしにしない」ことが、現車を高く売るコツになります。
高く売るコツ7:査定は複数受ける(できるだけ多く受ける)
査定はできるだけ多くの買取店で受けることも、高く売るには重要なポイントのひとつです。
現車にどのような査定額がつくかは買取店によって全く異なります。数万円の違いは当然ながら、時には10万円以上も差が出ることもありますから、比較はとても重要です。
できるだけ多くの査定を受けることで、高く売れるチャンスが広がりますから、可能な限り多くの買取店から評価を聞くようにしましょう。
【tips】複数社の査定をとるには一括査定を利用しよう
愛車の査定額を比較するには、一括査定を利用するのが便利です。
一括査定であれば、一度の入力で多くの買取業者に査定依頼を出すことが可能。しかも、自分でお店に出向かなくても相手がやってくるので、クルマを高く売りたい方法としては、最善の方法の一つといえます。
一括査定サイトと言っても、それぞれのサイトで特徴や強みは異なるので、自分のニーズに合わせてサイトを使い分けてください。
例えば、最大査定社数も違いますし、お得なキャンペーンを用意しているサイトもあります。
以下、それぞれのサイトの特徴をまとめたおすすめのクルマ一括査定サイトの記事になりますので、こちらを参考に一括査定サイトを選んでみてください。
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高く売るコツ8:クルマに応じて買取店を使い分ける
当然ながら、それぞれのクルマ買取店にも得意・不得意があります。
大衆車であれば大手買取店がいいと思いますし、スポーツカーやクロカン、SUVなど嗜好性の高いクルマは専門店が存在しており、一般買取店とは異なる査定額を提示してくれることもあります。また、輸入車も専門店がある典型例です。
さらに言うと、低年式・過走行のクルマは一般買取店では買取が断られるケースがありますが、廃車買取店なら受け入れてくれるケースも少なくありません。
このように、自分のクルマや状態に適した買取店を選ぶことも、細かいながらも高く売るコツとなります。
クルマのリセールバリューを保つコツは?
続いて、今すぐの査定を考えていなくても、できるだけクルマのリセールバリューを保つポイントについてお伝えします。
1.こまめに洗車・掃除を行う
まずはこまめに洗車や掃除を行うことです。
長期間洗車を行わないと、水シミなど洗車ではどうにもできない汚れがつくことがあります。
また、車内掃除を行わないクルマは車内にニオイが定着する恐れもあり、こちらは減額対象にもなるので注意が必要です。
あまりにズボラにクルマを管理すると、気づいた時には大変なコストのかかる対処が必要になる可能性もありますので、日頃からの洗車・掃除を心がけましょう。
2.直射日光下での管理は避ける
こちらは設備に左右されるので実行できる方とそうでない方がいると思いますが、直射日光下で管理されたクルマ、そうでないクルマを比較した場合、長期的に見れば劣化が早いのは前者です。
車庫など、用意できる余地がある場合は車庫を利用したほうがリセールバリューは保ちやすいです。
3.カスタムする場合は純正パーツを処分しない
カスタムした場合、純正パーツがあればマイナス査定を避けられることは前述のとおりです。
純正パーツは処分せず、保管しておくことをお勧めします。
4.安全運転を心がける
当然ながら、クルマにキズがつけばそこはマイナス査定の対象となります。
また、急がつく運転はクルマに負担がかかり、長期的に見れば劣化を早める原因にもなりかねません。
安全運転、そしてクルマを丁寧に扱うことを心がけましょう。
不具合のあるクルマは修理に出した方が高く売れるのか?
クルマは、長く使用すればどこかに不具合が生じるものです。それは走行装置に関係する部分から、快適装備に関係する部分まで多岐に渡るでしょう。
ここで疑問となるのが「不具合があるクルマを高く売るには、事前に修理した方がいいのか」ということではないでしょうか。
まずはそのままの状態で査定に出し、修理後の査定額もヒアリングする方法がおすすめ
一番のおすすめは、まずそのままの状態で査定に出し、仮に不具合のある部分を修理するばどれぐらい査定額がアップしそうなのか聞くという方法です。
そうすれば、修理にかかるお金と比較することで、修理すべきかどうかを簡単に判断できますし、修理を先走って修理費がムダになることもありません。
クルマは精密機械ですので、軽微な故障と考えていて数十万円の修理費が必要になる部品もあります。逆に、簡単な修理で直る故障は、査定に大きく響かないことも多いです。例えば「ちょっとしたドアの凹みだからそんなに修理費はかからないだろう」と思っても、10万円程度の修理費が必要となることも少なくありません。
このような場合は、そもそも修理をしなくても査定に大きな影響はなかったとなることも多いので、査定をとる前に修理をするのはやめておいたほうが無難んでしょう。
特にパールホワイトといった、新車価格でも特別塗装色として価格が高くなるボディカラーは、修理費用もほかのボディカラーに比べて高くなる傾向にあります。
鈑金修理費用は、キズの大きさやキズの種類、そしてボディカラーにもよりますから、査定の前に鈑金修理金額の見積もりを先に取り、査定時に修理前と修理後の査定額を提示してもらい比べてみるとよいでしょう。
修理に長い期間がかかるなら直さない方がいいことも
キズを直してから売却する場合、大きなキズになるほど修理期間が長くなります。
それは、査定した後の査定額の有効期限を過ぎてしまう可能性もあることを理解しておかなければなりません。
クルマの価値は時間経過と共に下がっていきますので、修理に長い期間をかけている間に査定額が下がってしまうということもあります。
修理に1ヶ月以上の期間を要する場合は、査定額が下がってしまう可能性もありますので、修理をすることで大幅な査定額アップに繋がるという場合でない限り、速やかに売却してしまった方が無難です。
まとめ
クルマを高く売りたければ行動力が重要で、行動力が高いほど高く売る方法に近づけます。
クルマは、どんな状態でも必ず商品として売る方法があり、0円ということはほとんどありません。必ず現金化できる手があるので諦めずに行動することです。
そして、クルマを高く売る方法は、クルマの価値を持ち主が知ることが重要であり、その価値を認めてくれる業者を探すことがもっとも高く売る方法です。そのためには、日々のクルマのメンテナンスが売却時にクルマの価値に反映されることも忘れないようにしましょう。