スバルから新型フォレスターが登場した。BOLDERを採用した新デザインでフロントフェイスを一新。全グレードに新世代アイサイトを搭載し、さらなる安全運転をサポートする。今回、全日本ラリーにも挑戦しているモータージャーナリストの竹岡圭さんが、そんなフォレスターで里山へと向かい、自然を満喫してきた。(Motor Magazine2021年10月号より)

ノーマルモードで行ける走破性能の高さを実感

ちなみに今回の林道では、かなりヘビーな状況下だったにもかかわらず「スノー・ダート」と「ディープスノー・マッド」の2モードが設けられたXモードや、ヒルディセントコントロールの出番がなかった。ノーマルでもそれくらいの走破レベルに仕上がっているというわけである。

そして、今回の大幅改良で全グレードに標準搭載された新世代アイサイトはステレオカメラのワイドアングル化やソフトウェアのアップデートにより、これまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポートしてくれるようになった。日常運転での安心感はより高まったと言えるわけだ。

画像: こういう道が得意になったのはラリーのおかげ? フォレスターならどんな道でも行けそう。

こういう道が得意になったのはラリーのおかげ? フォレスターならどんな道でも行けそう。

こういった数々のスバルらしい特性を幅広く理解するためにも、この自然豊かな「SUBARU里山スタジオ」はスバルのSUVを使ったさまざまなシーンやアクティビティにもってこいの場所。ここならスバルのフィールド「大地と空と自然」を存分に満喫できるに違いない。

そうした中で「触れ合う人々すべてと自然との共生をテーマに、日本人としての原体験とも言える『ふるさと里山』を大切にしたい」、「日本全国でひとり一人の『ふるさと里山』思う生活に寄り添いたい」と始まったのが里山プロジェクトである。そのはじめの一歩として、スバル車をとおして広く伝播できれば、と考えているそうだ。

そうしてこの「SUBARU里山スタジオ」がつくられたわけだが取材した時には、目下まだまだ整備途中といった感じで、このあたりは雪は滅多に降らないとは思うけれど、季節が変わればまた違う手入れも必要になるのは間違いなさそう。

鳥のさえずりをききながら、のんびりとハンモックに揺られ、都心では味わえない至福のひとときを過ごすことができた。(文:竹岡 圭/写真:永元秀和)

スバル フォレスターX-BREAK主要諸元

●全長×全幅×全高:4640×1815×1730mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1630kg
●エンジン:対4 DOHC+モーター
●総排気量:1995cc
●最高出力:107kW(145ps)/6000rpm
●最大トルク:188Nm/4000rpm
●モーター最高出力:10kW(13.6ps)
●モーター最大トルク:65Nm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・48L
●WLTCモード燃費:14.0km/L
●タイヤサイズ:225/60R17
●車両価格(税込):308万円

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