移転のタイミングで新しいCIの店舗に
──お店の詳細を教えてください。
もともと2003年から別の場所でプジョー正規販売ディーラーを構えていましたが、2021年6月に移転、新しいCIを採用した新店舗としてオープンしました。ここではシトロエン店も併設でデリバリーエリアは、両ブランド共有です。店内は、カスタマーラウンジや独立した商談ブースを備え、最大7台の車両展示が可能です。
──特徴はどこでしょうか。
外観は、大きな看板を掲げるのではなく、建物自体がプジョーのサインとなっています。建物外観の意匠は、ジュエリーボックスをイメージしています。外からその中にあるクルマをキラキラと輝く宝石のように見るイメージです。そして店内は、座り心地のいいソファーを備え、間接照明を採用しています。これらはすべて新しいブランドCIに即したデザインになっています。
──プジョーの魅力をお客様にどう伝えていますか。
積極的に試乗をお勧めしています。そのために試乗車も豊富に用意しています。プジョーの乗り味にみなさんが満足いただいています。疲れにくい乗り心地をお客様に実感いただいています。
──全国で初めて新CIを採用しました。それはどうしてですか。
ちょうど移転のタイミングだったので、新しいCIの店舗にしました。新ロゴは、どこから見てもプジョーだとわかる躍動感がありワイルドでカッコいいです。
──お客様の反応はどうでしたか。
従来のライオンのロゴは、女性のお客様にとても好評で、このマークだから購入したという人もいらっしゃいます。新しくなったライオンマークに馴染むまでは、もう少し時間がかかるかもしれませんが、ロゴが変更されて「カッコ良くなった」というお客様や「新ロゴのクルマはいつ発売されるの」と聞かれる方もいます。
──新型308への期待を聞かせてください。
まだ写真でしか見ていませんが、楽しみにしています。早く実物を見てみたいです。BEVやPHEVに興味を持たれる方が増えてきていますので、新型308がデビューする頃には興味も今より大きくなっていると思います。
──今はどのモデルが売れていますか。
一番人気は208です。SUVの3008/5008、2008も好調です。ディーゼル車(ブルーHDi)が出た時は、売れ始めるまで少し時間がかかりましたが、今ではそれが逆転していて3008/5008の成約のほとんどがディーゼル車です。ただBEVやPHEVモデルに興味を持たれる方もいらっしゃいますので、この傾向は今後、変化するかもしれませんね。
──パワー・オブ・チョイスはどう受け入れられていますか。
208は、まだガソリン車が大半です。最近は、少しずつBEVも売れ始めていますが、e-208が成約台数において大きなシェアを占めるのには、もう少し時間がかかると思います。508はガソリンより若干ディーゼル人気が高く、3008/5008のほとんどのお客様がディーゼル車を選ばれています。
──プジョーのディーゼルはいいですね。508SWのブルーHDiを長期テストしましたが、お気に入りでした。このセグメントでは最良の選択だと思います。
そのお話を聞いて、これまで以上に自信を持って売れます。
──最近、プジョーは販売好調ですが、その実感はありますか。
来店が増えています。欧州や日本のCOTYを受賞したり、雑誌で多く紹介されたりしているのでその影響もあるのだと思います。歴史あるブランドですし、デザインもとてもいいので、この傾向はまだまだ続きそうです。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:西田雅彦)
PEUGEOT福山(株式会社グランエスト)
カーディーラーが並ぶ国道2号線沿いにひと際目立つプジョーの新ロゴが目に入ってくる。プジョー福山は、 2021年6月3日に旧店舗から約1km福山市内寄りに移転し、刷新されたブランドロゴを日本国内で初めて採用したショールームである。シトロエン店も併設する。