2021年10月1日、ポルシェジャパンは千葉県木更津市にスポーツドライビングトラックを含む「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」をオープンさせた。

高低差のある約2.1kmのトラックやオフロードコースなどを設置

水平対向エンジン採用による高いコーナリング性能やリアエンジンのトラクション性能、電動パワートレーンの革新性、SUVのスポーツ性と快適性の両立さなど、スポーツカーブランドであるポルシェの魅力は体験することによって一層高まる。この製品価値を広めるため、ポルシェは「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」を開設した。

海外ではすでに、シルバーストン(イギリス/2008年)やライプツィヒ(ドイツ/2015年)、ロサンゼルス(アメリカ/2016年)や上海(中国/2018年)など8カ所で展開されており、日本は9番目での開設となる。海外の施設は既存のサーキットを改修することでエクスペリエンスセンターとして運営されているが、今回日本にオープンしたのはまったくの新設計となる。

画像: 50億円もの投資で完成したポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、東京駅から約1時間の好立地。

50億円もの投資で完成したポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、東京駅から約1時間の好立地。

高低差のある3Dドライビングトラックは、ニュルブルクリンクの「カルーセル」(タイトル写真)やラグナ・セカの「コークスクリュー」などの名所を模したコーナー設計を取り入れ、ポルシェのパフォーマンスを体験するにふさわしいハンドリングトラックになっているという。

このトラックとは別に、低速域でオーバーステアとアンダーステアを誘発させる低ミュー路「ローフリクション ハンドリングトラック」や、自然な地形を活かした最大約40度もの急斜面を持つ「オフロードコース」、埋設された油圧プレートをランダムに左右へ動かすことで強制的にスピン状態にする「キックプレート」など、一般道では体験できないモジュールをいくつも設置されている。

これらコースを利用して、経験豊富なポルシェドライビングコーチのマンツーマンによるレッスンプログラム「ドライビングエクスペリエンス」も用意。ドライビング体験だけでなく、くつろげるラウンジやレストラン、会議室、本格的レーシングシミュレーターなども完備する。

画像: ドライビングシミュレーターを施設内に用意するだけでなく、会議室や「956カフェ」、「レストラン906」なども備える。

ドライビングシミュレーターを施設内に用意するだけでなく、会議室や「956カフェ」、「レストラン906」なども備える。

利用はすでにポルシェを所有するユーザーだけでなく、購入検討中のひと、ポルシェを体験してみたいという未来のユーザーでも可能で、はたまた他企業の研修センターとしても機能する併せ持つという。

アクアラインを使えば東京・羽田空港から1時間以内で到着できる木更津市、首都圏だけでなく飛行機により日本各地からの利用が見込める好立地に、ポルシェAGがおよそ50億円もの投資をしてオープンさせたポルシェ・エクスペリエンスセンター東京。日本におけるより一層のファン拡大につながるのではないだろうか。

ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京 施設概要

住所:木更津市伊豆島字中ノ台1148-1
敷地面積:43ヘクタール
開発面積:16.6ヘクタール
トラック:全長2.1km

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