「BMW 日本の名匠プロジェクト」の第3弾
BMWジャパンでは、日本が誇る匠の技と、BMWが誇るBMWインディビデュアルに込めたドイツのクラフトマンシップ技術の融合による、世界で唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別限定車「BMW 日本の名匠プロジェクト」を展開しており、この「X7 西陣エディション」は第3弾にあたる。
3Lの直6ディーゼルターボエンジンを搭載する「X7 xドライブ 40d デザインピュアエクセレンス」をベースに、ボディカラーはBMWインディビデュアルカラーの「アメトリン」を採用。光の角度で紫色から黄色など複雑で美しい輝きを放つ。
インテリアでは、トリムに金銀箔や顔料を表面に塗ってはつぶす工程を5回も繰り返す「五色金重ね」という西陣織の技術で、ラグジュアリーな空間を演出している。フロントセンターアームレストには、箔装飾したメリノレザーを細かく裁断し、それを絹の経糸（たていと）とともに織り込む西陣の引箔技法を用いている。さらに卿雲（けいうん／太平の世に現れるという、美しくめでたい雲）をイメージした白い立体模様の織を加えて、西陣織加装飾の存在感を維持している。
なお、今回の撮影車は販売される3台の限定車ではなく、コンセプトを先鋭化して表現するための参考出品のため、五色金重ねを施した和紙を約0.4mmに裁断して引箔技法で織り上げた西陣織をルーフライニングにまで採用していた。実際に販売される車両は、BMW インディビデュアルのアルカンターラ（色はアイボリー）となる。
世界に3台だけのX7 西陣エディション。日本人の繊細な美意識と深く共鳴する、唯一無二の限定車といえるだろう。
■BMW X7 西陣エディション 主要諸元
（ベースモデル：X7 xドライブ 40d デザインピュアエクセレンス）
●全長×全幅×全高：5165×2000×1835mm
●ホイールベース：3105mm
●車両重量：2510kg
●エンジン：直6 DOHCディーゼル＋ターボ
●総排気量：2992cc
●最高出力：250kW（340ps）／4400rpm
●最大トルク：700Nm（71.4kgm）／1750−2250rpm
●トランスミッション：8速AT
●駆動方式：フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量：軽油・80L
●WLTCモード燃費：11.9km／L
●タイヤサイズ：前275／40R22、後315／30R22
●車両価格（税込）：1680万円
