さらにダイナミックな「Sライン」を初設定。マットカラーは全5色から選べる
「若々しい」と言えば、A8のラインナップとしては初めて「Sライン エクステリアパッケージ」が設定されたことにも注目すべきだろう。よりダイナミックな印象を生み出すフロントマスクをはじめ、サイドエアインテークには専用のブレード調アレンジが追加されるなど、そのインパクトはS8に匹敵するレベルだという。
このほか、改良されたA8にクロームエクステリアパッケージやブラックアピアランスパッケージといった個性的なアレンジメニューが多彩に用意される。ボディカラーは全11色。グリーン系、ブルー系、グレー系に計4色が新たに追加された。
さらに新型A8には、多彩なマットカラーが新たに用意されている。デイトナグレー、フローレットシルバー、ディストリクトグリーン、テラグレー、グレイシャーホワイトの5タイプで、グロスとはまたひと味違う質感を楽しめそうだ。
サスティナブルな素材を積極採用。コーディネイトの幅も拡大した
高品質なクラフトマンシップが生み出すインテリアの上質感は、変わることのないA8ならではの魅力。改良にともなって、ドアパネルにサスティナブルなマイクロファイバー素材「Dinamica(ダイナミカ)」を採用している。シート表皮はバレッタレザーがスタンダード、オプションでヴェルコナーレザーも用意される。
エクステリアのパッケージオプションと同様に、インテリアについても選択肢の幅が広がった。パステルシルバーあるいはレザー装備をパッケージングしたアウディセレクションに加え、ブラック、メルローレッド、コニャックがチョイスできるSラインインテリアも新たに設定されている。
新型A8の動的パフォーマンスに関わる部分は、従来モデルの長所をしっかり受け継いでいるようだ。PHEV(リチウムイオンバッテリー容量拡大)以外のパワートレーンに変更はなく、日本でも従来からラインナップされている3L V6ツインターボ(340ps/500Nm)、4L V8ツインターボ(460ps/660Nm)のスペックは、従来のままとなっている。ほかに
日本における新型A8の販売スケジュールは未発表だが、これまで日本に導入されていなかったTDIモデルやPHEVモデルの「来日」も期待したいところだ。