カテゴリーにとらわれず、もっとも美しい1台を選ぶ
2021年11月10日、アウディAGは、2021年Goldenes Lenkrad(ゴールデンステアリングホイール)賞の「The MostBeautiful Car of the Year」を、アウディeトロンGT が受賞した、と発表した。
1976年からその歴史が始まったゴールデンステアリング賞は、権威ある自動車関連のプライズとして世界中で知られている。2021年も、ドイツの新聞「Bild am Sonntag」や自動車専門「Auto Build」を中心とするメディアの読者やジャーナリストなどによる投票をもとに、69台のエントリー車から12のカテゴリーにおける「もっとも優れたクルマたち」が選ばれた。
中でも「The Most Beautiful Car of the Year」はクルマのジャンルを問わず、もっともエモーショナルで美しいクルマにフォーカスするもの。純粋にオーディエンスの気持ちを反映した「その年もっとも感動的なほど美しい1台」が選出される。
タイカンに続いて2年連続でフル電動グランツーリスモが戴冠
そんな名誉ある賞にeトロンGTが選出されたことについて、アウディAGのCEOマルクス・ドゥセマン氏は「我が社のフラッグシップモデルであるeトロンGTはそのデザインによって、自動車文化を創造するブランドとしての私たちの主張を強くアピールしています。それは、卓越したパフォーマンスとともに、自動車の電動化が持つ感動を提供するものです」と語っている。
このゴールデンステアリング賞の「世界でもっとも美しいクルマ」部門トップに電気自動車が選ばれるのは、2年連続。2020年には、eトロンGTの兄弟車であるポルシェ タイカンが栄誉に輝いている。
ともすれば環境性能や実用性重視と思われがちな電気自動車だが、実はすでに、ごくごくシンプルに「素晴らしくカッコいいクルマ」として、世界のクルマ好きたちに認められているようだ。