7人乗りも可能な「走る極上エンタテインメント空間」が誕生する

人に寄り添うモビリティを目指し、多様化する価値観やライフスタイルにも対応できる。
CES2020で発表されたオリジナルBEV「ヴィジョン-S コンセプト」は、流麗なフォルムの4ドアクーペだった。今回、新たにお披露目されたのは第二世代モデルの試作車である。「ヴィジョン-S 02」と名付けられた新型は、7人乗車にも対応したSUVルックをまとっていた。
そもそもヴィジョン-Sは「より人に寄り添うモビリティ」を追及したものだ。そういう意味で「02」は、広い室内空間を生かした7人乗車のバリエーションや豊かなエンタテイメント体験、最先端のADASの採用など、多様な価値観に応えるべく進化を遂げている。
注目すべきポイントは3つある。
●Safety:より安心、安全で快適なモビリティ

CES2020で発表されたヴィジョン-S01と共通のEV/クラウドプラットフォームを採用する。
ソニーは近年、実用化に向けて研究・開発が急ピッチで進められている自動運転を支える概念として「Safety Cocoon(セーフティコクーン)」を謳う。
合計40個ものセンサーによって車両周辺の全方位や車内状況の認識・把握をリアルタイムかつ精密に行うことで、安全運転を支援。ストレスが少なく環境にも優しい移動の時間をサポートしてくれるものだ。
●Adaptability:人に寄り添い、共に成長する愛車

ToF方式距離画像センサーを用いて、ドライバー認証やパッセンジャーを見守るためのモニタリング機能を提供してくれる。
遅延が少なく、大容量のデータを素早く送ることができる5G通信を中心とするモバイル通信を活用してネットワークと接続、同時にドライバー認証など愛車とのつながりもより濃厚なものに進化することになりそうだ。
ネットワーク経由でアップデートすることが可能なので、セキュリティ、サービス、アップデートといったそのほかの付加価値の提供などを、リアルタイムで行うことも可能になる。
●Entertainment:移動する時間をとことん楽しみ尽くすためのおもてなし

ジェスチャーコマンドや音声コマンドに対応。5G通信を含めたモバイル通信を用いて、車両とクラウドシステムを連携させる。
高度な自動運転を実現することで、移動の時間はますます自由になっていく。それとともに車内はますます、上質なプライベート空間へと進化することだろう。移動の時間をいかに楽しめるか、がクルマの新たな価値基準になるかもしれない。
たとえば立体的な音場を実現するシートスピーカー、「360 Reality Audio」に対応したストリーミングサービスなどは、まさに生演奏の醍醐味を味わわせてくれるハズ。
前席のパノラミックスクリーン及び後席のパーソナルディスプレイは、映像配信サービス「BRAVIACORE for VISION-S」を搭載。臨場感たっぷりの映像体験を提供してくれるだろう。クラウドを経由して自宅のPlayStationにリモート接続して行うゲーム体験なども、楽しみだ。

新たなモビリティ体験を仲間や家族と共有できる、3列シートを採用する。

後ろ2列の背もたれを倒すと、広大でフラットなカーゴスペースが生まれる。

立体的な音場を実現するシートスピーカーと「360 Reality Audio」に対応したストリーミングサービスにより、没入感のある音楽体験が可能になった。
このクルマにはある意味、ソニーの強みがすべて結集されている、と言ってもいいだろう。ヴィジョン-S 02なら、極上のAV体験を気の合う仲間たちや家族とともに味わいながら、ストレスフリーでロングドライブを楽しめそうだ。
ソニー ヴィジョン-S 02 主要諸元
全長×全幅×全高:4895×1930×1650mm
ホイールベース:3030mm
最低地上高:157mm
車両重量:2480kg
乗車定員:4/7名
定格出力:200kW×2 (フロント/リア)
サスペンション形式 前後:ダブルウイッシュボーン
タイヤサイズ:255/50R20 (フロント) 275/45R20 (リア)
駆動方式:4WD
最高速度:180km/h以上
VISION-S 02 | Concept Movie
youtu.be