2009年、世界的なヒットモデルとなったフィアット グランデプントが、仕様変更を受けて日本に上陸した。グレード体系がわかりやすくなり、ファブリックシートやダッシュボードがアップグレード、ボディカラーに新色が追加されている。ここでは国内で行われた試乗会の模様を振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2009年9月号より)

車名は「グランデ(大きい)」だけど、コンパクトで扱いやすい

乗り味はイタリアンモデルらしく粘り感のあるソフトな印象。適度にロールを与えながら、ぺっとりとコーナーをクリアしていくイメージだ。185/65R15というサイズの燃費志向のタイヤを履いているのだが、ちょっと頑張ってコーナーに飛び込んでも、接地感が急に抜けるようなこともなく安定している。

画像2: 2009年モデルは従来の5グレード展開から2グレードへと簡素化。最上級グレード「プラス」は従来の最上級グレード「Tera」の装備を引き継ぎながら価格を抑えた。

2009年モデルは従来の5グレード展開から2グレードへと簡素化。最上級グレード「プラス」は従来の最上級グレード「Tera」の装備を引き継ぎながら価格を抑えた。

車名にグランデ(大きい)という文字が入ってはいるが、全長は4050mm、ホイールベースは2510mm。Bセグメントに属するコンパクトモデルなので、高速走行時にややフリフリと落ち着かない挙動を見せる速度域もあったが、全体的には良い意味でまったりとしている。

一点、不思議なのはシフトパターン。奥に押してシフトアップ、引いてダウンのロジックは、フィアット500とは逆だ。もちろん、オーナーとなればどちらのパターンでも慣れるし、500とグランデプントの2台を所有する家庭はレアケースだとは思うが、このあたりはメーカーとして統一してもらいたいところでもある。

日本に上陸して3年が経ったグランデプントだが、その魅力はさらに磨きがかかっている。6エアバッグ、ESPなど安全デバイスも標準装備されるので、値ごろ感も高いモデルと言える。(文:Motor Magazine編集部/写真:永元秀和)

フィアット グランデプント プラス 主要諸元

●全長×全幅×全高:4050×1685×1495mm
●ホイールベース:2510mm
●車両重量:1160kg
●エンジン:直4SOHC
●排気量:1368cc
●最高出力:57kW(77ps)/6000rpm
●最大トルク:115Nm/3000rpm
●トランスミッション:5速AMT
●駆動方式:FF
●タイヤサイズ:185/65R15
●車両価格:223万円(2009年当時)

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