環境性能と絶対性能のスタンダードが、ここから変わろうとしている
一部には「2000GTの再来か」とまで騒がれているBEVスポーツコンセプトだが、今回初めて公開されたリアビューは、想像以上にアグレッシブなでデザインにまとめられていた。

こちらはLFA後継と目されるGTスポーツ。エッジ感が圧倒的ダイナミック性能を感じさせる。

BEVなのにロングノーズショートデッキにこだわったサイドシルエット。

ルーフサイドに配されたフューエルリッドやボンネット、リアカウル部のロックなどが、レーシー感をさりげなく演出。
リリースには、「高性能スポーツカーに求められる大胆なプロポーションと低い車高によって、アイコニックなLFAの精神を復活させます」とまで謳われる。
もちろん凄いのはデザインだけではない。この新型GTスポーツは、0→96km/hの加速タイムが2秒前半に収まるとのこと。航続距離は430マイル(約690km)に達する可能性があるという。
全固体電池によって、圧倒的高出力を実現
高性能の鍵を握るのは、より高効率な次世代リチウムイオン電池に平行して開発が進められている、全固体電池だ。高出力、ロングディスタンス、充電時間短縮というメリットが期待される。

RZの上級モデルと思しきラグジュアリーSUVの新規画像も公開。

スクエアなフォルムに大胆なアクセントラインを配して、力強さをアピールする。

レクサス系のネーミングロジックで考えると「レクサス LZ」か!?
すでにナンバー付テスト車両での試験走行が行われており、そのメリットとともに弱点も明らかになりつつあるようだ。今のところ最大の課題と言えそうなのは、寿命が短いところだという。材料開発の進歩などが、その弱点を克服してくれる日も遠くないかもしれない。
全固体電池の実用化は、まずはHEV用としての展開からスタートするとのことだが、果たしてどんなダイナミック性能を堪能させてくれるのか。期待が膨らむ一方だ。